人と会ったときにまず目に入るのが頭と顔。
第一印象に影響を与えるのは、この2つといっても過言ではありません。
第一印象を良くするために美肌をキープしたいと思っている人と同様、美髪をキープしたいと思っている人も多いはず。
しかし、
- 髪の毛がごわごわする、ふくらむ
- 髪の毛の太さがバラバラでまとまりにくい
など、髪の毛に不満をもっている人は意外と多いのです。
髪の毛の太さがバラバラだと、湿気でふくらんだり、伸ばしにくかったりと髪型にも苦労しますよね。
そこで今回は、髪の太さがバラバラになる理由や、その対処方法などをご説明します。
目次(クリックでジャンプ)
髪の毛の太さがバラバラになる理由
髪の毛は、どれも同じ太さだと思っていませんか?
しかし実は、前髪、側頭部、後頭部や外側、内側など、生えている場所で髪の太さは違います。
一般的に、頭頂部は外側からの衝撃に耐えるために硬く太くなる傾向にあります。
その反対に、内側の毛は細く、柔らかい髪が生えるのが通常ですが、これが反対になっている場合は注意が必要です。
対処しても治らない場合は、一度病院に行った方が良いかもしれません。
髪の毛の太さがバラバラになる症状の特徴
髪は場所によって太さが異なることが分かりました。
しかし、一本の毛の太さが場所によって細かったり太かったりすることは正常ではありません。
髪がうねったりごわごわして苦労している方の中には、いわゆるくせ毛の方もいます。
通常のくせ毛である場合は、美容院で矯正縮毛やストレートパーマをあてれば髪を矯正できます。
しかし、一本の毛の太さが場所によって異なる場合、矯正縮毛やパーマがあたりにくいため対処が難しいのです。
このように、一本の髪の太さが異なる髪質は、捻転毛や連珠毛と呼ばれます。
ここでは、普通のくせ毛と、捻転毛、連珠毛の違いをご説明します。
症状①くせ毛(波状毛)
一般的に言われる「くせ毛」の多くは、波状毛です。
これは波状に髪がうねっている毛のことを言います。
日本人のくせ毛で一番多いのが、この波状毛と言われています。
原因としては、遺伝や毛穴の詰まり、生活習慣など。
髪に十分な栄養が行き渡らないとくせ毛の特徴が強く出るとも言われていますよ。
症状②捻転毛(ねんてんもう)
くせ毛の1種ですが、髪の毛がコイルのようにねじれているタイプの髪が捻転毛です。
この髪質の場合、髪を触るとザラついていたり、ぼこぼこしていたりします。
くせが強いので、スタイリングなどに苦労する髪質です。
ブラッシングなどで髪が切れやすいのも特徴の1つ。
切れ毛に悩んでいる方は、もしかしたらこの捻転毛かもしれませんよ。
症状③連珠毛(れんじゅもう)
1本の髪で、太いところと細いところがあり数珠のように玉状になっている場合、連珠毛と言います。
普通の髪の毛の手触りがつるつるであるのに対し、連珠毛はぼこぼこしています。
数珠のようになっている箇所は、肉眼では確認が難しく、手触りだけでは連珠毛と捻転毛の違いは分かりにくいかもしれません。
連珠毛も捻転毛と同じく、ブラッシングで切れやすかったり、スタイリングが難しい髪質です。
髪の毛の太さがバラバラになる3つの原因
では、髪の毛の太さがバラバラになってしまう原因は何でしょう。
遺伝の場合を除き、髪の太さがバラバラになってしまうことには理由があります。
その理由が分かっていれば、正しいお手入れの仕方も分かってきますので、しっかり原因を探ってみましょう。
原因①毛穴の汚れ
毎日シャンプーしているのに毛穴が汚れている?と思われるかもしれません。
しかし、実はきちんと髪が洗えていない人は多いのです。
通常、きれいな毛穴は円形をしており、そこからきれいな円形の髪が生えてきます。
しかし毛穴に汚れが溜まっていると、毛穴がきれいな円形ではなくなったり、本来の髪の太さよりも小さな毛穴になったりします。
そのため、髪自体も円形にならず、うねりのある髪となって生えてきます。
原因②キューティクルへのダメージ
シャンプーのCMなどでも、キューティクルという言葉が使われていますよね。
このキューティクルは、髪の健康にとても大事な成分です。
髪を触ったときにサラサラと感じるのは、このキューティクルがしっかり髪を守ってくれているから。
しかし、老化や紫外線により、このキューティクルがダメージを受けてはがれてしまうことがあります。
キューティクルがはがれると、髪の健康状態が悪くなり、髪がうねる原因となってしまいます。
原因③生活習慣・ホルモンバランスの乱れ
肌が生活習慣の影響を受けることをご存知の方は多いと思いますが、実は髪の毛もそうなのです。
自分の食べたもの、睡眠時間などにより、髪の毛も健康状態が変わってきますよ。
睡眠時間が短い、栄養の偏った食事をしている、ストレスが大きいなどの生活習慣が髪に与える影響はとても大きいものです。
特に女性の場合はホルモンバランスの乱れが髪に与える影響も見過ごせません。
産後のお悩みトップランキングに「抜け毛」があることをご存知でしょうか?
妊娠、出産で女性のホルモンバランスは劇的に変化をしますが、髪の毛もこの影響を受けます。
産後、それまで直毛だったのにくせ毛になったという話もあるくらいです。
髪の毛の太さがバラバラな状態を解消するの3つの対処法
一本の髪の毛の太さがバラバラである原因が分かれば、原因にあわせた対処方法も分かってきますね。
ただし、すぐ髪の毛に変化が現れるわけではありません。
諦めることなく毎日しっかりお手入れをしていくことで、確実に髪の毛は変化していきます。
ここでは、その対処法をご説明します。
方法①頭皮を清潔に保つ
一番簡単にできる対処方法は、頭皮の汚れを溜めないことです。
そのためにも、髪を洗うときにはしっかりと頭皮を意識して洗いたいですね。
ついつい髪の毛自体を洗うことに専念してしまいがちですが、重要なのは頭皮の方です。
指先の腹でしっかりマッサージするように洗いましょう。
そうすることで、頭皮の汚れを洗い流し、さらにマッサージ効果で血行もよくなるので頭皮が健康になりますよ。
方法②キューティクルを補修する
キューティクルを補修、といっても何をすれば良いか分からない、という方も多いでしょう。
まずは、お使いのシャンプーやコンディショナーを見直してみてください。
ノンシリコンタイプがおすすめです。
また、トリートメントをすることも重要ですよ。
キューティクルは乾燥に弱いので、お風呂上りに洗い流さないトリートメントで髪を乾燥から守ってあげるのも効果的ですね。
美容院でトリートメントをしてもらえば、リラックスもできて効果が上がりそうです。
方法③生活習慣・ホルモンバランスを整える
睡眠不足だと、お肌がボロボロで化粧ノリが悪い!という経験をしたことがある人も多いはず。
髪の健康にも睡眠不足は大敵です。
しっかり睡眠をとって、栄養バランスのとれた食事をとることで、うねりのある髪も少なくなっていきます。
ホルモンバランスを整えることも重要ですよ。
栄養バランスのとれた食事や、ストレスの解消を心がけましょう。
身体の健康に良いことは、髪の健康にも良いということですね。
美しく健康な髪を保つためのポイント
髪の太さがバラバラだからといってその毛を抜いてしまっても、根本的な対応にはなりません。
同じく、美容院での矯正縮毛やパーマも同じです。
現在の髪の毛をなんとかすることはできても、その後伸びてくる髪の毛、生えてくる髪の毛にはまた対応しなければなりません。
太さの違う髪はカットするくらいにとどめ、毎日しっかりケアを続けていきましょう。
根気よくケアを続ければ、傷んだ髪の毛が徐々に減り、美髪になっていきますよ。
ポイント①シャンプーでアミノ酸を摂取しよう
髪の健康維持に大事なのは、髪の成分となるケラチンを創り出すことです。
そしてそのケラチンを創り出すには、タンパク質となるアミノ酸が有効と言われています。
もちろんアミノ酸のサプリなどを摂取するもよいですが、アミノ酸を含むシャンプーを使うことも有効ですよ。
しっかりと頭皮に栄養が行き渡るようにマッサージをしながらシャンプーしていきましょう。
血行を良くすることで、摂取したアミノ酸を毛乳頭に届けることができます。
ポイント②食事面でもビタミンやミネラルを摂取
アミノ酸をしっかりと髪に届けるために、シャンプーだけでなく、食事面にも気を付けましょう。
ビタミンやミネラルは髪を作る栄養なので、しっかり摂取していきましょう。
野菜や海藻などに豊富に含まれていますので、意識的に食事に取り入れていってください。
ポイント③毎日のケアを続けることが大切
アミノ酸配合のシャンプーを使ったから、栄養バランスのよい食事をしたから、といってすぐに髪に効果が現れるわけではありません。
なかなか結果が見えないと、ヘアケアに対するモチベーションも下がってしまいますよね。
しかし、美髪への道にショートカットはありません。
1日1日の地道なケアが、数か月後の結果になるのです。
面倒ですが、毎日のケアをしっかり続けていきましょう。
髪の太さがバラバラになる原因を理解して適切に対処しよう
髪の太さがバラバラになってしまう理由は様々。
しっかりと原因を見極めないと、見当違いの無駄なお手入れをしてしまうことになります。
そんなことになったら、時間もお金も労力ももったいないですよね。
美髪はみんなの憧れ。
ぜひしっかりお手入れして、きれいな髪をキープしましょう。
毎日コツコツと続けることで、理想の髪の毛を手に入れることができるはずですよ。