梅雨の時期は、なかなか換気もできず、家の中がじめじめしていませんか?
家の中の湿気が多いと、特に気になるのがカビ。
カビとは菌類で、一度発生すると網目上にどんどん増殖していく厄介なものです。
そこで、今回はカビの掃除に使われるカビキラーとカビハイターの違い、効果的なカビ掃除の方法をご紹介します。
・カビキラーとカビハイターの違いがわかる
・カビとり剤の基本的な使い方と注意点がわかる
・効果的にカビをとるコツがわかる
年末に大掃除をされることがあっても、夏はなかなかしっかりと掃除できていない方も多いと思います。
カビが増えやすいこの時期だからこそ、本格的に掃除をしてみませんか?
目次(クリックでジャンプ)
カビキラーとカビハイターの違い
カビ掃除と聞くと、「カビキラー」や「カビハイター」が浮かんでくる方も多いかと思います。
これらの違いをご存知ですか?
カビキラーとは?
カビキラーとはジョンソン(株)が生産しています。
本社はアメリカにある化学メーカーで、暮らしに関わる製品を多数販売しています。
他にも、スクラビングバブル、パイプユニッシュ等も聞いたことがあるのではないでしょうか?
カビキラーは、「強力な浸透力で染み込む!」がキャッチコピーとなっているカビとり用品です。
カビハイターとは?
カビハイターは花王(株)が生産しています。
日本のメーカーで、他にも、めぐりズムやリセッシュ、バブ、ビオレ等を販売しています。
カビハイターは、「カビの根まで強力撃退!」がキャッチコピーのカビとり用品です。
カビキラーとカビハイターには違いはない
実は、カビキラーとカビハイターには、成分の違いはほとんどありません。
添加剤等に少々違いはありますが、どちらも塩素系のカビとり剤です。
単純に、発売元が違うので、商品名が違うというわけですね!
そのため、どちらを買うか迷ったら、使いやすさや価格でお好みのものを選ぶと良いでしょう!
どちらを選んでも、カビとり効果に大きな差はありませんが、使用方法で、効果が変わってきます。
適切に使い、カビのない家を目指しましょう!
基本的な使用方法と使用上の注意点
まずは基本の使い方についてご紹介します。
カビキラーとカビハイター、いずれも、原因となるカビに対して、曝露するのが基本的な使い方です。
使用する際の主な注意点はこちら!
注意点
- 他の洗剤と混ぜない
- 必ず換気をする(マスクも使用する)
- 目に入らないように注意する(めがねやゴーグルの着用)
- 皮膚につかないようにする(ゴム手袋の着用)
カビがよくとれる!効果的な使い方!
せっかくなら、より効果的に使用し、カビをしっかり取り除きたいですよね!
そこで、カビがよくとれる効果的な使い方をご紹介します。
噴霧する前に必ず掃除をする
カビを見つけるて、すぐにカビとり剤を吹きかけていませんか?
これだと、カビとり剤の効果が十分に発揮されません。
まずは、カビの周りの汚れを大まかに掃除しましょう!
カビの周りには、カビのえさとなる汚れがあります。
汚れを取り除く前にカビとり剤を曝露しても、汚れが邪魔し、カビとり剤がカビへ浸透するのを弱めてしまいます。
例えば、お風呂の場合だと、カビの周りの皮脂や石鹸カスの汚れを洗い流すことにより、カビへ浸透しやすくなります。
このように、しっかりとカビとり剤を浸透させることで、カビを根こそぎ取り除き、再度発生しにくくする効果もあります。
少し手間ですが、カビをしっかりと落とすためにも、最初にざっと掃除をしましょう!
噴霧したあとは時間をおく
カビとり剤は、瞬時に効果が出るのではなく、徐々にカビへと浸透させることにより効果を発揮します。
そのため、曝露後、約10分間放置してから洗い流しましょう。(実際に行う際は本製品の説明をご一読下さい。)
放置しておく時間が短いと浸透しませんし、逆に長すぎるとゴムパッキンやガラス等の素材を傷つけてしまいかねません。
「約10分」の放置時間がポイントです!
液がうまく浸透しない部分はラップを使用
液状に曝露させるタイプのカビとり剤は、放置している間に液だれしてしまい、狙っているカビにうまく浸透しない場合があります。
そのため、うまく浸透しない部分は、曝露後にラップをかけておくと、カビへの浸透力が高まります。
化粧水を皮膚によく浸透させるためのパックと同じですね!
また、ラップ以外にキッチンペーパーで代用することもできます!
④頑固なカビには片栗粉を使用
ラップを使用しても落ちないような頑固なカビには、片栗粉を使用すると効果的に落とすことができるのです!
まず、片栗粉:製品を1:1で混ぜ合わせます。
これを、頑固なカビの上に塗り、その上からラップを張り付けて時間をおきます。
片栗粉を加えて糊状にすることで、より強固にカビに密着し、浸透させることができます。
なお、片栗粉を使用した場合は、お湯で洗い流すと固まってしまいますので、必ず水で洗い流すようにしましょう。
カビを落とすには効果的な使い方をマスターするべし!
今回は、カビとり剤で有名なカビキラーとカビハイターの違いをご紹介しました。
結論として、カビキラーとカビハイターには大きな差はありません。
そのため、使いやすさや価格でお好みの物を選ぶとよいでしょう!
また、カビが効果的に落とせるかは、使用方法によって大きく異なります。
ほんの一手間を加えることで、カビを楽に落とせたら嬉しいですよね!
ぜひ、今回ご紹介した方法を実施してみて下さい!