映画を「字幕あり」と「字幕なし」つまり「吹き替え」のどちらで観るか悩む時がありますよね?
ということもあると思います。
そこで
- 作品の雰囲気やシナリオを監督の意図どおりに楽しみたい
- 海外俳優のあの声で作品の世界観を楽しみたい
- 大好きな声優やタレントの声で作品を楽しみたい
このような楽しみ方をしたい方にこの記事では、映画を「字幕あり」と「吹き替え」でそれぞれ観たときのメリット・デメリットを説明します。
目次(クリックでジャンプ)
字幕ありで映画を見るメリット・デメリット
それでは「字幕あり」で映画を見るメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット①俳優本人の声が聞ける
「字幕あり」の最大のメリットは、俳優本人の声が聞ける点です。
ハリウッドスターの中には演技力、ルックスともに優れており、さらに「いい声」の持ち主が多いですね。
その中でも魅力的でセクシーな声の持ち主を2人ご紹介しましょう。
ジョージ・クルーニー と スカーレット・ヨハンソン です。
ジョージ・クルーニーはスタイリッシュなルックスと演技力、そしてクールな声の持ち主です。
スピーチも素敵ですが、とてもいい声をしていると思いませんか?。
スカーレット・ヨハンソンは、高い演技力に、独特なかすれたセクシーな声が魅力です。
甘くて耳に心地よい声ですよね。
スカーレット・ヨハンソンはこの作品に声のみの出演で、ローマ国際「最優秀女優賞」を受賞しています。
メリット②英語独特のテンポ感が楽しめる
俳優本人の声が聞こえるので、セリフの言い回し、息づかい、間といったテンポを楽しめます。
例えば、ブラッド・ピットが出演する「セブン」では日本のトップクラスの声優が吹き替えをしています。
しかし、やはりブラッド・ピット本人の声とテンポにはかないません。
トップ声優である堀内賢雄、山寺宏一が吹き替えを担当していますが、やはりちょっと違和感があると思いませんか?
メリット③作品そのものの空気感が味わえる
やはり俳優本人の声が作品そのものに与える影響は大きいです。
声色、声の強弱、テンポによってその作品全体の空気感漂わせてくれます。
映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開
第92回アカデミー賞(2020年)で、ホアキン・フェニックスは「ジョーカー」で主演男優賞を受賞しました。
この作品の最大の魅力は、ホアキン・フェニックスの鬱々とした声とその空気感にあります。
やはりこの空気感は、吹き替えで表現するのは難しいと思います。
デメリット①意外と内容が省略されている
俳優本人の声や作品の空気感を感じられるメリットの多い字幕ですが、デメリットもあります。
字幕には細かなルールがあり、そのルールの中で翻訳家がセリフを単純に訳すのではなくアレンジをしているのです。
基本ルールのひとつに「1秒間に4文字」というものがあります。
例えば3秒のセリフがあったら、3x4=12 で最大12文字で表現し、また1画面の最大行数は2行まで1行あたり最大13文字と決まっています。
こういったルールのもと翻訳家によって字幕が作られるため、本来のセリフと字幕が異なり、内容が省略されている場合があるのです。
ただ、映画本編の内容が省略される訳ではないので、大きな問題はありません。
デメリット②字幕を読んでいると俳優の演技に集中できない
字幕で映画を見るときの最大のデメリットは、字幕に意識が奪われてしまい、俳優の演技に集中できないところです。
サスペンスなどストーリーに吸い込まれるほど、字幕に集中しすぎて俳優の演技が目にはいってきづらい点があります。
しかし、字幕に慣れてくると自然と演技も見えてくるので、少し時間は必要ですが大きなデメリットに繋がることはないといえるでしょう。。
字幕なしで映画を見るメリット・デメリット
次に「字幕なし」つまり「吹き替え」で映画を見るメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット①俳優の演技・映画のストーリーに集中できる
吹き替えで日本語のセリフが自然に耳から入ってくるので、俳優の演技やストーリーに集中でき、字幕を読むストレスがなく素直に映画を楽しむことができるでしょう。
メリット②英語が分からない人でも楽しめる
吹き替えの映画は、翻訳家がオリジナルのセリフを日本人が楽しめるように訳してくれています。
その国の文化、歴史、流行を知らなくても翻訳家が理解しやすいように訳してくれているので、作品をさらに深く楽しむことができるメリットがあります。
メリット③字幕の煩わしさがない
字幕の煩わしさがない映像を楽しみたい方にとって、字幕は煩わしい存在になってしまいがちです。
あの白い文字がシーンに被ることでせっかくの映像美が楽しめないことがあります。
吹き替えであればそのようなことはないので、思う存分映像を楽しむことができるでしょう。
デメリット①:吹き替えた人の音声が棒読みの場合がある
昔の作品や、時々最近の作品でもあるのですが、吹き替えた人がセリフを棒読みしているものもあり、作品を台無しにしているケースもあるので注意が必要です。
しかし、最近は声優が増えたことにより、吹き替えをする人のレベルが上がったといえます。
感情豊かに、シーンにマッチした声で演技してくれるので、吹き替えだから作品の雰囲気が損なわれるということはありません。
デメリット②:作品そのものの世界観が損なわれることも
登場人物の声によって作品の世界観が決まるといっていいでしょう。
有名タレントや売り出し中の新人さんだからという理由で吹き替えを担当したからと言って、その声が必ずしも作品にマッチしているとは限りません。
そのため、作品そのものの世界観が損なわれてしまうこともあるのです。
「映画は字幕あり」派の人の意見
世間の映画好きは「字幕あり」と「字幕なし」のどちらを選んでいるのでしょう?
Twitterからクチコミを集めました。
まずは「映画は字幕あり派」のクチコミです。
字幕の方がスキですけどねアタシは。俳優さんの声とか抑揚がそのまま伝わるから。吹き替えは文字数や画面変遷との連動性のためにかなりカットされたりするから苦手です💦。映画も含めて、流し見しにくくても私は絶対字幕派ですね(*´▿`*)
— TUMA (@TUMA_chan) May 20, 2021
俳優の声や演技を味わったり、オリジナルの脚本を楽しみたい場合は字幕を選ぶようですね。
実写アラジンは映画観に行ったけど吹き替えが生理的にNGすぎたので今回は字幕で観る
アラジンとジャスミン歌うま
絨毯はアニメも実写も変わらず可愛い— はちみつ (@Hfinn2Q) May 23, 2021
吹き替えの声が俳優のイメージとあっていない場合がありますよね。生理的にNGなんてかなりイメージとかけ離れていたのでしょうね。
映画とかで吹き替えの声優さんが棒読みだと内容に集中できないんだよね😅
— かちゃぼ。 (@kachabo_maru) May 23, 2021
やはり声優さんが棒読みだと、そちらが気が気になってしまって映画に集中できなくなりますよね。
「映画は字幕なし」派の人の意見
「映画は字幕なし」つまり「吹き替え」派の人の意見はつぎのとおりです。
日本は言語重視、海外はビジュアル重視だからではないでしょうか?映画に字幕がつくのは日本くらいで 海外は吹き替えが主流。外人さんは画をみながら字を追うのが苦手みたい。人によっては「そんな高度なことできるかよ!」って感じるらしいので 根本的に言葉とビジュアルの捉え方が違うのでしょうね。
— あき| 人生=解釈が全て @心理を理解Webマーケティング (@healthfirst369) May 23, 2021
英語に字幕があるのは日本くらいなんですね。確かに映像を見ながら字幕を読むのはちょっと難しいかもしれませんね。
映画やドラマは字幕派なのですが、さすがにこれだけ在宅時間が長くなると作業中に垂れ流せる吹き替え版も良いなと思い始めてきた。プライムビデオかNetflixで観られる吹き替え版ありのおすすめドラマなどあればこっそり教えてください……!
— ひつじこ (@hitsujico3) March 30, 2020
何かをしながら映画を楽しみたい人には、吹き替え版が最適ですよね。ラジオ感覚で映画が楽しめます。
普段は字幕派だけど、音とか声がごちゃついてる映画(今回のジョーズも)とmarvel系は吹き替えのほうがラクで良い。派手な絵面に字幕はつらい。
— ℝ𝕒𝕪𝕔𝕠 (@Rayco_) May 9, 2021
作品によって字幕と吹き替えを選んでる方もいますね。派手なアクションや映像が売りの作品の場合は吹き替えのほうがマッチしていますね。
映画の字幕あり・なしは自分の 合う方を選んで楽しもう!
映画の「字幕あり・なし」のメリットとデメリット、そして世間のクチコミをご紹介しました。
映画の字幕あり・なしは、一長一短の良さがあります。
「真の映画好きは字幕で観る」と主張する方が昔は多かったです。
しかし最近は、有名声優が吹き替えを担当していたり、吹き替えのほうがストレスなく観られたりなど、作品のジャンルや吹き替えを担当する声優さんで、字幕あり・なしを選んでる方が多くなっています。
もし、どちらで見るか迷った場合「字幕あり」なら俳優の声と演技を楽しめ、「字幕なし」なら字幕の煩わしさがなく楽しめる、というポイントを押さえておくといいでしょう。
これらを参考に、好きな映画を思い切り楽しんでくださいね!