最近はコロナの影響もあり、以前より任される仕事が増えたり、仕事の内容が変わったという方が増えてきましたね。
仕事ができなくて辛い、きつい状況から抜け出したいと思って努力することは素晴らしいです。
しかし、見当違いの努力はむしろ逆効果。
焦らず、まずは今の状況を分析して、正しい方向に努力しましょう。
仕事ができない原因、対処法について解説します。
目次(クリックでジャンプ)
仕事ができなくて辛い!仕事ができない原因
問題解決において最も重要なことは原因を知る事です。
ここでは仕事ができない原因とその対処法を6つ紹介します。
原因①メモを取っていない
仕事ができない原因の1つ目は、メモを取っていないということです。
社会人にとってメモを取るのは必須スキルであり、教えを請う側のマナーでもあります。
「自分は覚えが良いから、他の人よりも飲み込みが早いから大丈夫」
なんてことを考えている方は要注意です。
優秀な人ほどメモを怠りません。
あなたの職場にいる仕事ができる人も、きっと紙とペンを持ち歩いているでしょう。
仕事に必要な情報やあなたにとって有益な情報を掴んだのなら、すかさずメモをとりましょう。
今はスマホやPCで使える便利なアプリもあるので、いろいろ試してみて自分好みのものを使うと良いでしょう。
もちろん紙媒体でも問題ありません。
むしろ仕事中、上司など人前でメモをとる際には、メモ帳などにペンで書き込むほうが印象が良いでしょう。
メモをとる意欲的な姿勢が相手に伝わりますし、その姿を見れば、相手もあなたに色々教えたくなるものです。
メモをとることで情報を記録し、仕事の効率を上げましょう。
原因②ミスの原因を考えていない
誰にでもミスはつきものです。
ケアレスミスひとつしない、なんて人は絶対にいないでしょう。
よく言われることですが、大切なのは失敗から学び、次に活かすことです。
仕事ができる人とそうでない人、その差を生む要因がここにあります。
私は学生時代、学校やアルバイト、友達との待ち合わせなど、実際なんど遅刻したのか数えきれません。
しかし、社会人は、少しの遅刻だからと笑って許されるような世界ではありません。そこで、ビジネスにおいては信頼の積み重ねが大切だと意識するようになり、遅刻の原因は、自分の時間の見積もりの甘さにあると考えました。
そして、見積もった時間の30分前には家から出ることを徹底してやっと予定の時間に現地に到着できることがわかりました。
それ以降は約束の時間を守ることができる様になり、遅刻魔のレッテルを貼られることはなくなりました。
この経験からわかる通り、問題の原因をつきとめて根本的な改善をすることで、はじめて問題解決が見えてくるのです。
原因③上司や同僚に相談していない
メモをとることと同じくらい重要な社会人のマナーである “報連相(ほうれんそう)”。
報告・連絡・相談は仕事をする上で、避けては通れないものです。
会社という組織の一員として働く上でも、事業主としてクライアントとやり取りとする上でも必須です。
この中で最もハードルが高いのが、今回取り上げる “相談” です。
なぜなら報告と連絡は、簡単に言えば事実を伝えるだけで、誰にも迷惑をかけず気が楽だからです。
しかし、相談だけは違います。
相談するということは、「何か問題がある」ということが前提です。
そして相談することで、相手の時間を使わせますし、思考する労力も必要になります。
何もなければ相談する必要はない、それなら自分で何とかしよう。
気が優しく真面目な人ほど、この考えに陥りやすく、相談のハードルが上がるのです。
しかし、ひとりでその問題に取り組み、解決できなかったらどうなるでしょうか。
仕事には必ず期限(納期)があります。
問題を解決できずにあとになってその問題が表にでてくれば、それこそ一緒に仕事をしている上司や同僚の時間を奪うことになります。
ひとりで抱え込まず相談しておけば、早めに解決できたかもしれないことでも、取り返しのつかない問題になる可能性もあります。
このことをしっかりと理解しておけば、「迷惑だから・自分ひとりでなんとかしたほうが、皆に余計な負担をかけない」といった考えはなくなります。
むしろ、周囲のためにも積極的に相談するべきなのです。
相談することで、自分ひとりでは思いつかなった解決策や思考法を見つけられることはよくあります。
なにより、人から相談されるのは案外嬉しいことです。
あなたも誰かに相談されたり、自分を頼ってくれる相手に対し迷惑だなんて思わないでしょう。
原因④仕事の優先順位をつけていない
1つの仕事に集中して取り掛かるという状況は、ほぼありません。
もちろん大きな目標達成に向かって集中して進めることが最善です。
ですが1つの仕事は、細々とした仕事の寄せ集めでできています。
メールチェックや返信といった小さなタスクから、他部署との連携、クライアントとの打ち合わせや会議といった重要タスク。
日々の業務ではさまざまなタスクを、平行して進めていく必要があります。
そのとき必要になるのが、仕事の優先順位。
「優先順位をつける」というタスクが1つ増えてしまいますが、その代わり多くのメリットが得られます。
- 優先順位をつけることで、タスクを可視化出来る
タスクを書き出すことで、自分がやるべき仕事の情報を整理し、視覚的に判断ができます。 - タスクの全体像を捉えることで、時間配分の予想が立てられる
タスクごとに期限を決めると、締め切り効果がはたらくのでオススメです。 - 迷いが消える
いま何をすべきかが明確になり、無駄な時間を過ごさなくて良くなります。
仕事に取りかかる前にまず優先順位をつけることで、時間を有意義に使うことができるようになるのです。
仕事ができない人は、優先順位を考えず目の前にある仕事に飛びついてしまいがちです。
まずはしっかりと、自分がやるべきことを見極めることからはじめましょう。
原因⑤帰る時間を決めずダラダラと会社にいる
あなたは定時で帰れていますか?
職業によっては終業時刻が定まっておらず、毎日同じ時間に仕事を終えることが難しいという方もいるでしょう。
もしくは、時間内に終えることのできない仕事量を任されているケースもあります。
もしそうではなく、毎日なんとなく仕事が終わらずに1時間残業して帰るということを繰り返しているのなら、すぐに見直すべきです。
仕事ができない人は、自分の許容範囲外の仕事を引き受けてしまい、残業が当たり前になっています。
つまり定時退社するには、自分のこなせる仕事量をしっかりと把握し、その上で一つひとつの仕事に優先順位を設けてタスクを管理することが求められるのです。
そして、それをしっかり実行できる人の仕事は質が高く、周りに評価されます。
帰る時間を決めて、その時間に仕事を終えるように務めることが、結果的に仕事ができることに繋がるということです。
原因⑥ネガティブな言葉が多い
もしもあなたが日頃からネガティブ発言を無意識に連発しているなら。
すぐにやめましょう!
「えー、めんどくさい」という声が聞こえてきそうですが、それを一旦やめましょう!
「オッケー!やってみる!」くらいの軽さで良いので、心の中でも言葉に出すときでもネガティブな言葉が出ないように注意してみてください。
やらない手はありません、なんて言ってもコスパ最強な取り組みです。
自分から発せられる言葉に気をつけるだけで、良いサイクルが生まれます。
今まではなにも考えずに「疲れた、忙しい、できない、きつい、でも、どうせ、だって」と言ってしまっていたとします。
ならそれを無理やりにでもポジティブな言葉に変換して口に出しましょう!
私は忙しいときこそ、楽しい!って口に出しています。
けれど不思議なことに、ポジティブな言葉にして口から出すと、気持ちが軽くなって大変な状況もほんとうに楽しめるものです。
そしてポジティブな発言をしている方が、周囲の空気感も良くなります。
自然と仕事がしやすい環境になって、仕事を楽しめる手がかりにもなるでしょう。
ネガティブな言葉を発さない、言葉にするならポジティブで。
これはすぐ実践できて、思った以上に効果があるのでぜひ試してみて下さい。
仕事ができなくて辛いときの心構え
ここまでは、仕事ができない原因と対処法を解説してきました。
ですがこれらの方法をすべて実践しても、急に人が変わったように仕事ができるようにはなりません。
それぞれ数をこなし、積み重ねることで少しずつ変化していくのです。
そのことを理解していたとしても、仕事ができなくてつらいと思い悩むこともあるでしょう。
続いては、そんな時に役立つ心構えを紹介します。
以下の考え方を取り入れて、つらい時期を乗り越えていきましょう。
心構え①みんな完璧じゃない
自分だけが、ダメなやつ、できないやつなんて考える必要はまったくありません。
頼りになる上司、みんなから慕われる優秀な先輩だって、はじめは分からないことがたくさんあったはずです。
同僚や後輩に限らず、誰だって自分の仕事に自信を持てないことはあるでしょうし、みんな何かに悩んでいるものです。
なので自分だけが特別だと考えず、みんなも悩みながらも一生懸命仕事に取り組んでいることを忘れないようにしましょう。
心構え②ときには思いっきり休む
休むことに対して、なぜか引け目を感じる人も少なくないようです。
みんなが働いているなか、自分だけが休みをとってもいいのか。
休んだことに対して、何か言われるかもしれない。
そのように考え、体と心が疲れていても無理をしてしまうのでしょう。
確かに職場によっては一部の人が、他人が休みをとることに対して否定的な態度をとるかもしれません。
ですが、そんな人は無視して大丈夫です。
休みを取ることはあなたの権利ですし、休みをとることは仕事で良い結果を出すために必要なことです。
からだや心の状態は本人にしかわかりませんし。そこに対して否定的な態度を示す人は、他人の気持ちが分からず共感能力の低い人です。
そんな人の小言を気にするほど、無駄な時間はありません。
いつも全力で仕事に向き合っている一生懸命な人ほど、気がつかないうちに疲れがたまりやすくなります。
ときには思いっきり休んで、リフレッシュしましょう!
ちなみに休日は寝て過ごすよりも、趣味や遊びに出かけるほうが、気持ちが晴れるのでおすすめです!
心構え③不明点は上司に聞いとけば間違いない
原因と対処法で解説した「相談する」と共通しますが、ひとりで思い詰めてつらい思いをするのはやめましょう。
部下の悩みを解決することも、上司の大切な仕事のひとつです。
わからないことがあれば、素直に聞いてしまいましょう。
悩みがあるなら相談に乗ってもらいましょう。
例え個人的なことでも、頼られれば助けてあげたいと思うのが人の性です。
もっと気楽に、人に頼ってみてはどうでしょうか。
自分で調べ、考えても答えが出ないのなら、人に聞くのが最善です。
心構え④正直が一番
正直さは、大人になるにつれてどんどん薄まっていく気がします。
迷惑をかけないようにとひとりで抱え込んだり、相手を気遣ってウソをついたり、つらいときでも虚勢を張って笑顔で接したり。
相手を思いやることも大事ですが、自分の気持ちや状態に正直なほうがよっぽど健全でなにより気楽です。
あまり無理しすぎずに自分に正直になってみてはいかがでしょうか。
それでも仕事が辛いときは…
仕事ができない原因を分析し、改善しても結果につながらない。
心構えを実践しようとしても気持ちがついていかない。
そんな方は次の2つの方法を検討してください。
①自分の得意分野の仕事ができるよう依頼する
自分のできることは試した。
その上で、いまの仕事は自分にはあっていない!と感じるかもしれません。
それがわかったのなら、自分の能力を活かせる分野の仕事はなにかを考え、それを上司やクライアントに依頼してみましょう。
「こういう仕事がしたい!」という明確な意思を示せば、あなたの能力が活かせる仕事が割り振られる可能性は十分にあります。
ほのおタイプは、水の中では真価を発揮できません。
②転職したっていい!
得意分野で活かせる仕事を求めても、それが叶わない。
周囲の人間と考え方が合わず、職場にいること自体がつらい。
目標となる人がおらず、将来性も感じない。。
今の環境では、つらい状態から抜け出せない。
それならいっそのこと転職しましょう。
そもそも、今の職種に自分の性格があっていなかった、なんてことも十分考えられます。
もし本当に転職を考えるのなら、半年後に転職することをゴールにして動き出しましょう。
転職に求めることは何なのか、それを明確にすることからスタートです。
そこから具体的なスケジュールを決め、これまでの職歴から自分にできることは何かを洗い出す。
転職希望先の企業分析を怠らないことも重要です。
転職活動の詳しい方法については、個人的にはYouTubeで学ぶのが効率的だと思います。
志望動機や面接対策まで、役に立つ情報がたくさんあります。
転職活動のロードマップ作りにおすすめの動画URLを添付するので、真剣に転職を考える際は参考にしてみてください。
チャンネル:【転職】サラタメのホワイト転職
動画:【転職のすべて】事前準備→企業選び→書類作成→面接対策→内定→退職手続き、この一連の流れをザックリまとめてみた。⇓⇓
仕事ができないと自覚しているだけでも、あなたは素晴らしい!
ここまで、仕事ができないことの原因と対処法、つらい時の心構えについて解説してきました。
自分は仕事ができないと思い、どうしたらいいか考えているあなたは全く無能ではありません。
もしかすると仕事ができないというのはあなたの思い込みで、周囲の人たちはあなたが仕事ができないと思ってていないかもしれません。
また、本当に仕事ができなくて周囲に呆れられる人というのは、自分は仕事ができないという事実に気づくことすらできません。
もしくは気づいていたとしても、その事実を受け入れて現状を変えようとしません。
もしもいま本当に、仕事ができなくて悩んでいる状況でも、あなたは現状を受け入れて変化しようとしています。
小さなことから自分や環境を変えていき、日々の小さな変化を感じましょう。
そして仕事ができる人に変わり、仕事を “つらい” から “楽しい” にしていきましょう。