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依存しないカップルを目指そう!依存体質から抜け出す5つの方法

カップルにはさまざまな形がありますが、その中でも依存カップルという言葉はご存知でしょうか。

相手を好きになりすぎて「常に相手なしでは生きていけない」ような状態に陥ることを指します。

それが当人たちにとって問題ないと感じているのなら、それが彼らの恋愛の形といえるでしょう。

しかし、もし

困る女性
私たちって依存カップルなのかな…?

いつの間にか依存しているのか、辛い恋愛ばかり…
悩む女性

と恋愛を苦しく感じるようになってしまったら、依存しないカップルを目指して動くときかもしれません。

今回は依存カップルの特徴と依存しないカップルについて詳しく解説していきます。

依存カップルの特徴

「依存」と聞くとタバコやお酒など「物」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

「やめたくてもやめられない」「吸わないと(飲まないと)イライラする」という状態です。

依存カップルも同じような状態と言えますが、依存対象が付き合っている相手になります

では、「人」に依存しているとはどのような状態なのでしょうか?

まずは依存カップルの特徴を具体的に見ていきましょう。

特徴①常に連絡し合わないと不安

付き合い始めは頻繁に取っていた連絡も、付き合う期間が長くなるにつれて、段々と頻度が落ち着いていくものです。

しかし、依存カップルは相手の行動が気になって仕方がないため、常に連絡を取っていないと不安になるという特徴があります

他人から見ると「束縛」に見えるこの行動も、本人は「相手の全てを把握していたい」という純粋な愛情だと思っています。

そのため、返信が遅いと「返信が遅い=愛がない」と思い、すぐに浮気を疑ったり、不機嫌になったりするのです。

特徴②相手がいないと何もできない

大好きな相手と一緒に過ごす時間はとても楽しく、心も落ち着きますよね。

なるべく多くの時間を一緒にいたいと思うのはカップルとして自然な感情です。

しかし、依存カップルは「もっと一緒にいたい」という思いが強すぎて、相手がいないと何もできない状態までエスカレートしてしまう特徴があります。

例えば

  • 相手からの連絡がないと仕事に集中できない
  • 呼ばれてもいないのに友人との飲み会に相手を連れて行く
  • いつも送ってもらう、迎えに来てもらう  

どこにいくにも、何をするにも相手がいないと行動できなくなってしまうのです。

特徴③何かと相手に判断をゆだねる

デート場所や食事、買い物など何かを決めるとき、常に「なんでもいいよ」「〇〇くん/ちゃんが決めて♡」なんて返答していませんか?

依存カップルは自分の決断に自信がなく、自分の意見をはっきりと言えない傾向があるため、物事を決めるときは相手に判断をゆだねる特徴があります。

自分が迷っていることを決めてくれるので、相手のことを「決断力があって頼もしい!」と変換。

ますます自分から何かを提案することがなくなり、依存度が高まっていくのです。

また、「嫌われたくない」「断られたくない」という本音を隠し、「相手が好きなことをさせてあげる自分」に酔っている場合もあります。

特徴④相手の問題を自分が抱える

依存カップルは相手が解決すべき問題を「自分がなんとかしてあげないと!」と思ってしまう特徴があります。

アドバイスや一緒に解決方法を考えるだけに留まらず、実際に行動に移してしまいがち。

代表的な例が「相手の借金問題」です。

相手の借金返済のために、自分から「お金を貸す」と言ってしまったり、仕事を掛け持ちしたりしてしまうことも。

自分だけでなく相手の問題や悩みも抱えてしまうので、悩み事が尽きません。

依存度が強すぎて相手と自分の境界線が曖昧になってしまうのです。

特徴⑤恋愛しか没頭できるものがない

依存カップルは恋愛しか没頭できるものがないという特徴があります。

趣味や時間を忘れるほど集中できる何かがないため、学校や仕事以外の時間を恋愛にしか使うことができません。

さらに、恋愛はドキドキしたり不安にさせたり、意図せず自分の感情を刺激してきます。

少し大袈裟な言い方になるかもしれませんが、恋愛をしていることでしか生きがいが感じられず、ますます恋愛にのめり込むようになってしまうのです。

特徴⑥問題のある相手と別れられない

世の中には「DV」「パワハラ」「モラハラ」「借金癖」「浮気癖」など、問題のある人も存在します。

依存カップルは、そんな相手とは別れたほうがいいと自分でも理解しているのに、別れられない特徴があります。

また、いつも問題のある相手とばかり付き合ってしまう傾向もあります。

自分が悪いと思い込んでいたり、相手が時折少しの優しさを見せることで、つい許してしまうのです。

周囲の人からも「別れたほうがいい」と言われるのですが、簡単には受け入れることができません。

特徴⑦相手には自分が必要と強く感じる

依存カップルは「相手を幸せにできるのは自分しかいない!」と強く思い込む特徴があります。

そのため、「相手のために」必要以上に尽くしたり、時には支配しようとしてしまうことも。

相手に尽くすことで自分の存在価値を見いだし、そこで安心してしまうのです。

特徴⑧生活すべてが相手中心となる

依存カップルは恋人ができた途端に、恋人優先の生活を送ってしまう特徴があります。

相手から連絡があれば平気で先約を断ったり、いつでも返信ができるようにケータイが手放せなくなったりします。

自然と他人を傷つけていることに、自分では気付かなくなってしまうのです。

それは、友人より相手を優先することになり、友人との関係が壊れる原因になるともいえるでしょう。

特徴⑨相手に過度に執着、束縛する

「こんなに尽くしているのに」「こんなに好きなのに」という一方的な思いから相手にも同じようなことを求め始める特徴があります。

例えば

  • 他の女性/男性の連絡先は消す
  • 友人と遊ぶより自分を優先するべき
  • 今何をしているのか定期的に連絡をする

などです。

相手から「重い」と言われて振られることが多い方は、相手に過度に執着している可能性があります。

特徴⑩相手のために過度な我慢をする

執着や束縛をする一方で、言われたことをすべて守る奴隷のような状態になる依存カップルもいます。

「こう言われたから」「嫌われたくないから」という思いから、買うものや着る服、髪型など、相手の好みに合わせがちです。

本当は自分好みではなく、窮屈に感じているのに、「相手からの要求=愛されている」と思っているため我慢してしまいます。

依存しないカップルの特徴

依存カップルの特徴を紹介してきましたが自分の恋愛に当てはまるところはなかったでしょうか?

少し怖く感じたかもしれませんが、依存しないカップルを目指すためには冷静に自分の恋愛傾向を知る必要があるのです。

では、次に依存しないカップルの特徴を見ていきます。

依存カップルとどのような違いがあるのでしょうか。

特徴①恋愛に重点を置いていない

依存しないカップルは恋愛がすべてだと思っていません。

人生をより豊かにするために必要だと感じている程度です。

そのため、相手がいてもいなくても人生を楽しむことができます

特徴②相手の意見を尊重できる

依存しないカップルは、恋愛は人と人との付き合いだということを認識しています。

たとえ相手が自分と違う意見や価値観であっても、最初から否定はしません。

相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も大切にしているので、話し合いやすり合わせをすることで無理のない関係性を築いていくことができます。

特徴③自分を持っている

依存しないカップルは自分の中にブレない芯を持っています

付き合っていくうえで、もちろん歩み寄りは必要ですが、自分の意見もきちんと伝えます。

彼氏彼女の関係でも「自分は自分」相手との境界線をきちんと引いているのです。

特徴④自分を大切にしている

依存しないカップルは自分を大切にしています。

そのため、恋愛において我慢しすぎることがありません。

自分が辛いと感じる恋愛だった場合、別れを選択できるのも自分を大切にしているからです。

また、自分を大切にしていることで相手のことも大切に思うことができます

自分の価値観を押し付けず、感謝の言葉も態度も惜しみません。

そのため、相手からも大切にしてもらえます。

特徴⑤一人の時間も楽しめる

依存しないカップルは一人の時間も楽しむことでリラックスや日々のストレスを解消しています。

「今日相手と会えないなら、自分時間を楽しもう!」と気持ちの切り替えが上手にできます。

そのため、相手と一緒にいる時間も自分の時間も、どちらも大切にできるのです。

依存しないカップルのメリット

ここまでは依存カップルと依存しないカップルの特徴を見てきました。

依存カップルの傾向がある方は、依存しないカップルが冷たいという印象を持たれたかもしれません。

では、依存しないカップルになれると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

メリット①自立した関係を築ける

相手を自分の所有物と思うことなく、それぞれが自立した一個人として接することができます。

与えるだけでなく、また与えられるだけでなく、「ギブ&テイク」の気持ちでいられます。

そうすることで、依存ではなく、お互いがお互いを支え合う相手と対等の関係を築くことができるのです。

メリット②長い期間うまくいきやすい

それぞれの時間や考えを尊重することで、相手のことをよく理解することができます。

そのため、お互いに負担にならない連絡頻度や会う回数を見つけられます。

重荷になることなく付き合うことができるので、長続きするカップルを目指せます。

メリット③信頼関係が築ける

「捨てられるかもしれない」「嫌われるかもしれない」という気持ちから、相手に依存してしまうことが多い依存カップル。

すぐに浮気を疑ったり、側にいないと不安になったり、つまりは相手を信頼していないということになります。

依存しないカップルは、相手を信頼しているため束縛をしません

信頼しあっていることが自然な状態なので、裏切るような行為もしないのです。

メリット④毎日が充実する

依存しないカップルは、自分の周りにはたくさん楽しいことがあることを知っています。

恋愛や相手だけに執着しないため、心にも時間にも余裕が生まれ、物事を全力で楽しむことができるのです。

仕事も、ひとりの時間も、友人との時間も、恋人との時間も楽しく過ごせるので毎日充実した生活を送っています。

メリット⑤恋愛が楽しいと感じる

ひとりでいるのも悪くないけれど、相手がいるからこそ体験できる世界や喜びもあります。

もちろんケンカをしたり辛いこともあるけれど、依存しないカップルは圧倒的に楽しいことのほうが多い

自分を成長させてくれるような付き合い方ができるので、恋愛が楽しいと感じます。

依存しないカップルを目指す方法

「苦しい恋愛はもうしたくない!」

「依存カップルから抜け出すにはどうしたらいいの?」

そう思えるようになったなら依存カップルから抜け出すチャンスです!

依存カップルから抜け出すための方法を5つご紹介していきます。

できそうなものから挑戦して、依存しないカップルを目指しましょう。

方法①自己肯定感を高める

依存しやすい人は自己肯定感や自尊心が低い傾向にあります。

そのため、相手の望む通りに行動してしまったり、決断してくれる相手に全力で寄りかかってしまうのです。

しかし、自己肯定感を高めることで「自分はこれからどうしたいのか」「自分はこれから何をしたいのか」自分の意見や考えを持つことができるようになります。

自分の人生を自分で歩いて行けるようになるのです。

その他に、自己肯定感を高める方法はいろいろあります。

ここからご紹介していきますので、できそうなことからチャレンジしてみましょう。

そして新しい自分に変わり、依存カップルから脱却できる可能性を広げましょう。

方法②自分の時間を思い切り楽しむ

「趣味」でなくてもかまいません。

映画を見る、本を読む、料理に没頭するなど物理的に相手に執着しない時間をつくることが大切です。

「やってみた」ということが自己肯定感を高めることに繋がりますし、何か趣味になるものが見つかるかもしれません。

自分の時間を思い切り楽しむことで、相手の自分時間も大切に思えるようになるでしょう。

方法③境界線を意識する

困っている相手の力になりたいと思うのは自然なことです。

しかし、お願い事を何でも聞いてしまったり、先回りして行動したりすることは、相手のためにも自分のためにもなりません。

相手が「自分のために行動してくれることが当たり前」という感覚になってしまっては危険です。

自分にもキャパシティがあること、都合があることを理解し、相手に理解させるためにも相手の問題に踏み込まない自分の問題に踏み込ませない意識を持ちましょう。

方法④自分磨きをする

自分磨きをすることで自分と向き合うことができ、自分に自信が持てるようになります。

結果、自己肯定感が高まっていくことにも繋がります。

そのためには自分の嫌いなところをなくしていくような自分磨きをすることが重要です。

おすすめの方法は紙に自分の嫌いなところを書き出してみること。

まずは紙に書くことによって自分を客観視してみましょう。

見た目のこと、性格のこと、どんなに小さなことでも全て書き出します。

そして、「どうなりたいか」も書き出します。

例えば

  • 「目が小さいところが嫌」→「目を大きくしたい」
  • 「一人でカフェに行けない自分が嫌い」→「ひとりカフェを満喫する」

こうすることで自分が望んでいる姿をポジティブにイメージすることができます。

次に実現するために「今」何ができるか考えていきます。

「目を大きくしたい」

  1. 整形
  2. 小顔矯正
  3. アイメイクの勉強

→「今」できるのは 3.かな

「ひとりカフェを満喫する」

  1. お店の前まで行ってみる
  2. 注文して席に座る
  3. 滞在時間を延ばしていく

→「今日」1.をやってみよう

やることが明確になると挑戦しやすくなります。

また、もしできなくても「やっぱり私なんて…」と落ち込む必要はありません。

「挑戦しようと思えた」ことを成長と捉えましょう。

小さな成功の積み重ねが何より大切です。

方法⑤恋愛以外の趣味を増やす

恋愛以外の趣味を増やしましょう。

恋愛以外にも視野を広げることで相手への執着を減らすことができます。

さらに趣味を通じた友人ができたり、なにかに挑戦してみたくなったり自分自身にも新しい刺激があります。

自分の世界が広がると、毎日の充実度も上がっていきますよ。

依存しないカップルになって幸せな関係を築こう!

依存しないカップルはお互いを尊重し合いながら、適切な距離感で付き合っています。

そのため、一緒にいても気が楽で、恋愛を長く楽しむことができます。

依存カップルはどちらかが重荷になりがちで、とても不安定なカップルの形といえるでしょう。

相手への執着をなくすことで、あなたの世界はもっともっと広がります。

依存しないカップルになって自分も相手も幸せな恋愛をしましょう

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