高校を卒業したら、もしくは大学に入学したら運転免許を取得する!
と考えている人は多いですよね。
しかし、車を運転しなくても生活に困らない、車を購入するお金で他のことがしたい、と考える人もいます。
みんな持ってるから自分も、という考え方でも良いですが、一度その必要性について考えてみませんか?
教習所の料金だけでも、軽く20万円はかかります。
さらに車を購入するとなると、車両代に保険代、毎年の自動車税と様々なことにお金がかかりますよね。
今は若年層を中心に、車離れしているともいわれている時代。
本当に運転免許は必要なのでしょうか?
ここでは、運転免許がいる理由、いらない理由の他に、運転が必要になってくるライフイベントなども含めて説明していきます。
目次(クリックでジャンプ)
運転免許はいらないと考える人の5つの理由
本人確認の書類として一番使われているであろう、運転免許証。
しかし本来の使い道は「自動車を運転できることを証明するもの」ですよね。
みんなが取得しているからといって、本当にあなたに必要なのでしょうか?
実際に運転免許は必要ない、と考える人も増えてきています。
では、その理由を見ていきましょう。
いらない理由①自宅周辺が便利なので車がなくても困らない
バスや電車などの交通網が発達している場所に住んでいる場合、自動車がなくてもどこへでも行けます。
そのため、運転免許を持っていなくても困ることはありません。
むしろ、車で出掛けた時に駐車スペースを考えることの方が手間だったりすることもあります。
さらに、バスや電車ではスマホを触っていても読書していても問題ありません。
周りに迷惑にならない範囲であれば、何をしていても大丈夫です。
しかし運転中はテレビやラジオ、音楽などを聴く以外には楽しみはありません。
いらない理由②自動車運転は事故のリスクが高い
電車やバスでも事故に遭うリスクはありますが、やはり一番事故のリスクが高いのは車の運転です。
一生のうち、3人に1人は自動車事故に遭うというデータも出ているくらいです。
3人に1人とは、なかなか遭遇リスクが高いですよね。
安全運転をすれば大丈夫、と考える方もいると思いますが、事故は「自分で起こす事故」と「巻き込まれる事故」があります。
いくら自分が気を付けていても、周りのドライバーが起こした事故に巻き込まれる危険性は変わりません。
さらに、事故を起こした時の賠償やケガなどのことも考えると、自動車事故はかなりリスクの高いものと考えざるを得ません。
いらない理由③教習料金が高い
本人確認書類として運転免許を取得しておいた方がよい、という意見もまだ多いですよね。
しかし本人確認のためだけに、何十万円も出して教習所に通うのは少しバカらしい気がしませんか?
一般的に教習所の料金は、20万円以上します。
合宿だともう少し安くすみますが、それでも10万円以上払わなければなりません。
車の運転をすることがなく、本人確認の証明が目的であれば、無料で作成できるマイナンバーカードの方が良いでしょう。
役所に行くと無料で写真も撮影してくれますよ。
いらない理由④都市の場合は通勤に自動車を使うとコスパが悪い
東京などの大都市に住んでいる場合、通勤には電車を使う方が便利です。
営業車で通勤していて仕方なく、という場合もありますが、そうでなければ、自動車通勤はコスパが悪いのです。
特に大都市は交通渋滞も起こりがちであるため、予定よりも通勤に時間がかかる可能性も高くなります。
電車であれば、よっぽどのことがない限り定刻通りに電車が来るので、通勤に必要な時間も簡単に予測できます。
さらに電車であればスマホなどを触っていても問題ないため、ニュースなどをチェックして情報収集することもできます。
車を運転することにより、こういった行動も制限されることを考えると、都市圏での車通勤にメリットはあまりありません。
いらない理由⑤将来的に自動運転に切り替わると予想している
昨今、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が多発しています。
そこで、それを防止するためにも自動運転の開発が急ピッチで進んでいますよね。
将来的には人が運転をすることはなくなり、全て自動運転になる、とまでいわれています。
そうなると、運転免許は持っていても仕方のないものになってしまいますね。
高額な教習代を出してまで取得しなくても、機械が自動で運転してくれるのです。
運転免許はいると考える人の5つの理由
もちろん、運転免許は必要だと考える人もまだまだ多いです。
いざという時に必要になったり、「車が運転できれば良かったのに」と思うこともあるでしょう。
ここでは、運転免許は必要だと思う理由を見ていきます。
いる理由① 行動範囲が格段に広がる
一番大きいのは「行動範囲が広がる」ということでしょうか。
もちろん、バスや電車で行けるところもたくさんあります。
都市圏であれば、むしろ電車などの方が行きやすかったりする場所もたくさんあるでしょう。
しかし日本全国で考えた場合、電車やバスでは行けない場所も、まだまだたくさんあるのです。
観光地でも、車で行くしか方法がない場所は無数にあります。
都市圏でも、少し郊外の夜景のきれいな高台に行きたい場合は車で行くしかない、といった例もあるくらいです。
さらに、電車やバスだと乗る時間が決められていますが、車だと好きな時に出発し、帰宅することもできます。
いる理由② 人を助けることもできる
また、車の運転ができることで、人助けができる場合もあります。
突然家族が倒れた場合や急病になった場合など、電車やバスではすぐに移動できないこともあります。
また、これが深夜帯である場合、電車やバスが終了している可能性も高いです。
そういった緊急の場合は、車を運転できると助かります。
いる理由③ 仕事で必要になることがある
車の運転が必要になる仕事は、宅配便のドライバーやタクシー運転手だけではないのです。
営業でも、営業車に乗って回ることもあります。
さらに、事務でも車に乗って支社へ行ったり、クライアント先へ荷物を運ぶことを手伝ったりしなければならないこともあります。
実際に、募集要項に「車の運転免許」と記載のある会社は少なくありません。
そういった会社は、運転免許を持っていなければ応募することもできないのです。
いる理由④身分証明書として使うのに便利
身分証明書としてマイナンバーカードを使う人も増えてきていますが、依然として運転免許証も人気の証明書です。
さらにいえばマイナンバーはいまのところ、他に使い道がありません。
しかし、運転免許は持っていれば車や原付バイクの運転もできますし、身分証明書にもなり一石二鳥です。
いざというときに車の運転もできるならば、身分証明書として運転免許は持っておいて損はないのではないでしょうか。
いる理由⑤車やドライブが趣味になる
あなたは、趣味といえるものをお持ちですか?
運転免許を持つことで、車やドライブが趣味になることもあります。
確かに事故のリスクはありますが、それ以上に運転は様々なものをもたらしてくれます。
運転免許を取って運転し始めたことで、ドライブが好きになることもあるんです。
ドライブは意外にもストレス発散になるので、おすすめですよ。
運転免許が必要じゃなかった人が必要性に迫られる4つのタイミング
新成人の免許取得の割合は、50%を少し超えたくらいといわれています。
車を運転する必要性を感じない、その予定もないという人もいるでしょう。
しかし、人生は何が起こるか分かりません。
突然車を運転しないといけない状況になったときに、免許がなければ取得するところから始めなければなりません。
それでは時間が間に合わない場合や、そもそも教習所に通える時間がない場合も多々あります。
そうなってからでは遅いので、事前に運転免許を取得しておくことも一考に値します。
ここでは、運転免許が必要になるタイミングを見ていきましょう。
タイミング①就職に関わる活動をしているとき
先にも述べましたが、就職先の応募要項に「自動車免許必須」や「免許を保持している方優遇」という条件があることも多々あります。
せっかくやりたい仕事や就職したい企業が見つかっても、運転免許を持っていないことで応募すらできないのはもったいないですよね。
運転が必要なさそうな職種や企業でも、運転免許を応募条件にしている企業もあります。
就職活動をする前に、免許を取得しておく。
又は自分が希望する会社の応募要項をしっかり確認して、運転免許が必要かどうか確認しておきましょう。
タイミング②子どもができたとき
「子どもができたとき」これは、運転免許が必要になる理由のトップ3には入るといわれます。
どうして必要なのか、と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
まず、子どもは病院に通うことが多いのが理由の1つです。
予防接種や健診の他、急病で受診することなど日常茶飯事。
小児科が徒歩圏内であれば良いですが、残念ながら小児科はそこまで多くありません。
そうなったときに、病気でしんどい子どもを連れてバスや電車で移動するのは大変です。
さらに、子連れのお出かけは荷物が多くなりがち。
大量の荷物とじっとしていない子どもと出掛けるのは、至難の業です。
電車で走り回る子どもを抑えるより、車で移動した方が断然楽なのです。
タイミング③ 田舎に引っ越したとき
出身地も現在の住居も大都市圏の方は、「田舎に引っ越すことがないし」と思われるかもしれません。
しかし、会社の転勤で田舎に引っ越しせざるを得ないこともあることを覚えておいてください。
東京や大阪に住む方には、少しイメージしづらいかもしれません。
しかし大都市と思われている他の地域でも、意外と交通インフラが発達しておらず車が必要になる、なんてことも多々あります。
人生何が起こるか分からないので、どこへ行っても便利に生活できるようにしておいた方がいいかもしれませんね。
タイミング④ 家族の介護が必要になったとき
これは子どもができたときと、通じるものがあります。
今は元気な家族でも、いつ介護が必要になるか分かりません。
まだまだ若いから、と思っていても、思わぬ病気によって介護が必要になることもあるのです。
介護の度合によっては、電車やバスでの移動がかなり困難になることもあります。
普通なら徒歩圏内の病院にも、歩いて行けないこともあるのです。
そうなったら車で移動するしかありませんが、運転免許がなければタクシーを呼ぶことになります。
毎回タクシーを使うと、タクシー代もバカになりませんよね。
自分で運転できる方が、便利です。
自分の状況と照らし合わせ、運転免許をとるか考えてみよう!
運転免許が必要と考える理由も、必要ではないと考える理由もうなづけるものばかりです。
さらに今後自分がどういった生活スタイルになるのか、どんな職業につきたいのかも、免許取得を考える際に必要になってくる問題です。
人生は何が起こるか分からないので、とりあえず免許は取得しておく、という考えもありだと思います。
反対に、ずっと都会暮らしをしていく予定なので車は必要ない、という考えもありです。
ご自身の生活スタイルや将来をよく考えて、運転免許を取る・取らないを決めてみてはいかがでしょうか。