結婚式は莫大な費用がかかるイメージがあるかと思います。
一方で、最近は格安ウエディングも広まってきていて、予算感がつかみにくいですよね。
結婚すると、結婚式以外にも出費が重なるため、結婚式の費用を安く済ませたい方も多いでしょう。
そこで、この記事では、高額なはずの結婚式を手頃に挙げられる方法を詳しく解説しています。
式場任せにせず、ちょっと考え方を変えれば百万単位でコストを抑えらることもできますよ!
目次(クリックでジャンプ)
結婚式ってどのくらい費用がかかるの?
結婚式を済ませた人が身近にいても、「費用はいくらかかりましたか?」とはなかなか聞きにくいもの。
ここではゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ(首都圏)から、首都圏で行われた結婚式の平均費用を紹介します。
結婚式場の種類と平均費用
結婚式場のタイプは主に4つあり、結婚式を専門に行う式場以外にも、ホテル、ゲストハウス、レストランがあります。
会場によって平均費用が異なるので、人気のタイプ順に上からまとめました。
会場のタイプ | 平均費用(万円) |
一般の結婚式場 | 419.1 |
ホテル | 404.8 |
ゲストハウス | 381.0 |
レストラン | 294.2 |
出典:ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ(首都圏)
結婚式場で行う際の費用が最も高く、次いでホテル、ゲストハウス、レストランと、人気の会場順に費用もかかるという結果でした。
ゲストの人数や料理のグレードなどによって費用は変わりますが、全体の割合では300~550万円程度をかけている夫婦が多くを占めました。
注目したいのは、他の会場より100万円ほども予算を抑えられるレストランウエディング。
普段は個人のお客様が利用するレストランを貸切などにして行います。
ゲストと新郎新婦の距離が近く、かしこまらずに和やかな雰囲気になりますよ!
ただし、レストランではゲストの荷物を預かるクロークがない場合や、新郎新婦のお支度部屋を別に確保しなくてはいけないことがあります。
レストランウエディングの際には、会場の確認を事前に行うと安心して当日を迎えられそうですね。
結婚式の費用を抑える2つのメリット
一生に一度だからと、式場やドレスに料理と、全てに最高レベルを求めていてはキリがありません。
2人の希望も叶えながら、余分な出費を抑えた結婚式には2つの大きなメリットがあります。
メリット①喧嘩やトラブルを回避できる
結婚したばかりの2人が意見をすり合わせて、数十万、数百万もの大金をかけて作り上げる結婚式。
どちらか一方の理想を押しつけるのは良くありません。
また、「普通」や「平均」に合わせた式をしても2人が幸せとは限りません。
式場で契約をしてから、もしくは式が終わってから、お金の話で揉めることもあります。
あらかじめ予算をかけるポイントと、削ってもいいポイントを話し合っておくと、お互いの不満がなくなります。
そして結婚式の費用は、工夫をすれば驚くほど抑えることができます。
今まで見てきた結婚式だけが全てだと思わずに、2人が納得できる式を目指していきましょう!
メリット②抑えた費用を貯金や新婚旅行に回せる
結婚すると、結婚式以外にも新婚旅行や新居探しなど、大きな出費が続きますよね。
結婚祝いやご祝儀をいただいても、貯金は減っていくのではないでしょうか。
なにかと出費が重なる時期だからこそ、結婚式だけに資金をつぎ込むのはかなりの冒険。
新生活の準備や、万が一の備えも考えると、式にかける費用は慎重に検討する必要があります。
費用を抑えて浮いたお金も、必要な時のために大切に貯金しておきましょう。
結婚式の費用を抑えるデメリット
実際の雰囲気をイメージせずに、ただ費用を抑えた結婚式は、ゲストにとって不満だらけの式になる恐れがあります。
式場が設定している諸費用には、高くても安くても、それなりの理由があります。
料金の安い会場は写真で見るより狭かったり、古いこともあります。
交通の便が悪い場所にあるかもしれません。
料理の価格がずいぶん安いと思ったら、結婚式らしくない、ありきたりな料理ばかりということもあるでしょう。
はじめにもらった見積もりの装花ではシンプルすぎて、新郎新婦のメインテーブルが殺風景に見えることもあります。
単に料金を抑えただけの結婚式は、ゲストも楽しめない物足りない仕上がりになりがちです。
「ご祝儀を渡したのに、ずいぶん安上がりな式だな…。」と思われないように、予算を抑えたことに気づかれない工夫が必要です。
安く結婚式を挙げるなら式場契約前が勝負!
どこの式場見学に行っても、見学の最後には概算の見積もりを渡されます。
その場で即契約することは少ないので、もらった見積もりを元に、いくつかの式場を比較しますよね。
注意したいのが、新郎新婦の中でベストな式場が決まったとしても、価格交渉をしたいならまだ契約をしないこと。
契約後には、見積もり額が上がることはあっても下がることはまずありません。
概算の見積もりであっても、その額で契約をしたとみなされてしまうのです。
まだ他の式場と迷っている姿勢で、見積もりの各項目に対して詳しく話を聞き、値下げ交渉をしていきましょう。
【項目別】安く結婚式を挙げるポイント13選
色々な方法で式費用を抑えられる工夫を13個紹介します。
すべて取り入れるのは難しいかもしれませんが、結婚する2人が納得できる方法がきっと見つかりますよ。
工夫①【季節】オフシーズンを狙う
結婚式場の繁忙期は、季節では春と秋、暦では土日祝日と連休です。
基本的に式場は年末年始以外は毎日営業しているため、繁忙期以外の予約が欲しいというのが本音。
そのため、オフシーズンには式場の料金が安くなっているのです。
「いくら安くても、寒い冬にウエディングドレスを着たくない!」と思う人もいるでしょう。
外の寒さは変えられませんが、室内は暖房がありますし、暖色系のライトを使ってほっこりとした装飾が楽しめるのは冬ならでは。
ウエディングドレスにファー付きのボレロを羽織っての撮影も、とても可愛らしいですよ!
オフシーズンは挙式が少ないことを前向きにとらえて、その時にしかできない結婚式を満喫してみてはいかがでしょうか?
工夫②【曜日】平日を狙う
結婚式は週末や祝日に挙げるのが一般的ですが、平日に行うことももちろん可能です。
平日は予約が入りづらいため、平日に式を挙げるという条件で費用を交渉することができます。
サービス業で働く人なら平日の方が休みやすいので、新郎新婦やゲストの職業によっては平日を候補に入れるのもおすすめですよ。
工夫③【お日柄】仏滅がお得な可能性大
暦の上で吉凶を占う六曜では、大安や友引は縁起が良く、結婚式にふさわしい日とされています。
そして仏滅や赤口は、縁起の悪い日として式を避けられがち。
しかし、お日柄の良い日も悪い日も式場は営業していますし、スタッフの人件費も発生しています。
そのため仏滅割引などを設定して、集客している式場がたくさんあります。
そもそも、六曜を大切に重んじる人もいれば、気にしない人もいます。
結婚する2人と、その親族が六曜を気にしていなければ、あえて仏滅に式を挙げるというのは非常にコスパの良い選択です。
工夫④【時間帯】ナイトウエディングを狙う
結婚式は日中に行うイメージが強いですが、夕方からのナイトウエディングを選ぶ人もいます。
昼間の式に比べて費用が抑えられますし、暑い夏なら日が暮れてからの方が過ごしやすいというメリットもあります。
日の光が差し込む爽やかな雰囲気とはまた違った、ロマンティックで大人っぽい空間を演出することができますよ。
キャンドルやランタンを使った光の装飾が映えるのも、ナイトウエディングの魅力です。
工夫⑤【準備期間】直近の日取りはお得な可能性大
大安の土日祝日は1年前でも予約で埋まっていることがあります。反対に1ヶ月前になっても予約が入らない日取りもあります。
そこを埋めるために、多くの式場ではお得な直前プランを用意して集客しています。
式まで時間をかけてダイエットをしたりする余裕はありませんが、式に必要な準備は3ヶ月あればなんとか終わるもの。
お日柄や曜日にそこまでこだわりがなければ、式場見学から3ヶ月以内での日取りにするのも1つの手です。
直前割引で浮いた予算をお料理のグレードアップや、お色直しの費用に回すこともできますね!
「引っ越し前に急いで結婚式をしたい!」「授かり婚で新婦のおなかが目立つ前に式を挙げたい!」そんな時にも直前割引は便利です。
スピード挙式を成功させるには、ゲストを少なめに、そして早めに招待状を送ることがポイント。
多くの式場では、式の2週間~10日くらい前には参加人数を確定させなくてはいけません。
ゲスト集めで苦労しないためにも、スピード挙式はコンパクトに行うのが鉄則と言えそうです。
工夫⑥【挙式スタイル】人前式にする
人前式(じんぜんしき、ひとまえしき)とは、結婚する2人の愛を、式に参列した親族とゲストに誓う挙式スタイルです。
挙式スタイルは他にも、イエス・キリストに愛を誓う教会式や、神道に基づいて誓いを立てる神前式(しんぜんしき)などがあります。
最もポピュラーな教会式は牧師や神父、聖歌隊にオルガニストといった人手が必要になるため、その分の費用が避けられません。
最近の和婚ブームで神前式を選ぶ人も増えていますが、巫女舞や雅楽の生演奏を依頼すれば、やはり料金がかさみます。
その点、人前式は司会者と新郎新婦、そしてゲストがいれば式を挙げられるため、低予算で行うことができます。
また挙式会場も、教会式はチャペル、神前式は神社や神殿を借りるのが通常ですが、人前式は決まったルールがありません。
人件費や会場のレンタル費を抑えつつ、新郎新婦らしいユニークな演出ができるのも人前式の魅力ですよ!
工夫⑦【披露宴スタイル】会費制にする
結婚式の披露宴ではご祝儀をいただくスタイルと、ご祝儀の代わりに会費を支払っていただくスタイルがあります。
北海道では以前から会費制ウエディングが一般的ですが、最近は地域に関係なく会費制が増えています。
ご祝儀制の平均的な額が1人3万円なのに対して、会費制は1人16,000~18,000円。
ゲスト1人からいただくお金が少ない分、結婚式にかける予算をぐんと落としてリーズナブルに行うのが会費制の特徴です。
食事をビュッフェ形式にしたり、会場をレストランにしたりと、披露宴よりもカジュアルな雰囲気で楽しみたい人に向いています。
会費制ウエディングの際には、招待状にあらかじめ会費を記載しましょう。
ゲストはご祝儀袋を用意する必要はなく、当日受付で会費を支払うだけです。
ホスト側とゲスト側、どちらにとっても気が楽なのが会費制のメリットですね!
ただし、両家の親御さんやご年配のゲストの中には、会費制のくだけた雰囲気を好まない人がいるかもしれません。
契約する前に親御さんに話をして、了解を得ておくと安心ですね。
工夫⑧【アイテム・衣装】持ち込み交渉をする
結婚式場では、式で使うほとんどの物を注文することができますが、当然それぞれに費用がかかってきます。
そのため、招待状や席次表といったペーパーアイテムや引出物などを自分たちで用意して、出費を抑えることがよくあります。
費用を浮かせながら、新郎新婦らしい物選びが楽しめるのも良いですよね!
しかし、自分たちで用意した物を式場に持ち込む際には、持ち込み料がかかる場合があるので、事前によく確認しましょう。
ゲストごとに引出物を変えたりする個別対応は難しくても、全員に同じ物を渡す条件でなら持ち込みOK、というケースもあるようです。
中でも、特に注意したいのはウエディングドレスなど衣装の持ち込みです。
取扱いが難しい物だからこそ持ち込み料が高額になりやすく、式場が提携するショップでレンタルする方が安上がりになることも。
「節約したいけれど、提携ショップ以外で安くて可愛いドレスが見つかるかもしれないし…。」という迷いもありますよね。
先に提携ショップを下見しておき、持ち込みに変更することが可能かどうか、式場に確認しておくと良いかもしれません。
工夫⑨【アイテム】DIYを取り入れる
ウエルカムボードの装飾やペーパーアイテムを自分たちで作ること(DIY)も節約になります。
招待状や席次表は無料のテンプレートをダウンロードできるサイトがあるので、活用してみてはいかがでしょうか?
サンプルを参考にしながら作成し、印刷用の紙と台紙を購入して切り貼りするだけで、意外と簡単に作ることができますよ。
最近の結婚式で定番になっているプロフィールムービーや、式の最後に流すエンドロールムービーも無料のテンプレートもあります。
制作業者に依頼したら数万円かかりますが、少し手間をかけて自作すれば新居の家具代分くらいにはなります。
細かい作業が好きなら、受付付近に飾るウエルカムボードや、各テーブルに置くテーブルサイン作りに挑戦するのも面白いですよ!
1人で作るのは自信が無いという人は、クラフトショップで開催されるワークショップに参加するのが成功の近道です。
工夫⑩【衣装】お色直しはしない
一昔前は、花嫁が2度3度とお色直しするのが珍しくありませんでしたが、そういった結婚式の通例も薄れてきていますよね。
最近は、衣装を変えずにゲストとの時間を大切にしたいという人が増えています。
お色直しは追加の費用が発生するほか、ゲストを待たせることになります。
白いドレス以外に着たい衣装が特になければ、無理に着替える必要はありません。
もしくは1度席を中座しても衣装は変えずに、小物と髪型の変更だけで印象を変えることもできますよ!
例えば、式の前半はシニヨンにティアラを飾ったフォーマルな髪型で、後半はダウンヘアに花かんむりを乗せたイノセントな印象に…。
ドレスのウエスト部分にサッシュベルトを巻きつけたり、着回し用の袖をつけるだけでも、また違った雰囲気を演出できます。
工夫⑪【スタッフ】カメラマンなどが知人にいればお願いする
基本的にカメラマンや司会者、美容師など、結婚式に欠かせない人の手配は式場が行います。
その人件費を節約する方法として、知り合いに直接仕事をお願いするという方法もあります。
式場に収める料金よりも、知り合いに謝礼を支払う方が費用を抑えられることが多いのです。
その場合には、引出物や衣装と同様に持ち込み料が発生するケースがあるため、事前に確認するようにしましょう。
そして知り合いのカメラマンに依頼する際には、結婚式の撮影経験があるかどうか聞いておくと安心。
式場提携のカメラマンの方が、その式場での撮影に慣れている分、要領よく段取りをしてくれるというメリットもあります。
当日の失敗を防いで節約もしたいなら、撮影は式場提携のカメラマンに依頼し、アルバム作りを外注する方法も検討してみましょう。
撮影後はデータだけを納品してもらい、そのデータを元にアルバム制作業者を自分たちで探すのです。
ネットなら式場の見積もりより安くアルバムを作れるショップが見つかりますし、サイズやページ数など、予算に合った注文が可能です。
そして、アルバムに載せる写真を自分たちで選べる点もうれしいですよね!
工夫⑫【カウンター】格安カウンターを利用する
予算のために妥協できることと、どうしても譲れないことがまだはっきりしていない人もたくさんいるかと思います。
そんな時は、丁寧なヒアリングで希望に合った式場を紹介してくれる相談カウンターが頼りになりますよ。
そして、できる限り費用を抑えたいという思いがあるなら、通常よりも安く挙式できるカウンターに相談してみましょう。
格安カウンターなら、打ち合わせの度に見積もり額が上がる心配は少なく、ドレスなどの持ち込みが無料の式場が多いです。
また地域によっては、都道府県民共済の特典でお得に結婚式を挙げられるところもあります。
都道府県民共済は営利目的ではないので、月々の保険料も1,000円からと大変お手頃。
結婚を機に保険を見直したい人は、共済のカウンターに結婚式の特典があるかどうか問い合わせてみるのがおすすめです。
しかし、通常は高額な結婚式を安く挙げられるのには理由があります。
下記の3点を先に知っておくと、納得して式準備を進めることができますよ。
安い理由①選べる式場が限られている
格安カウンターが提携する式場はホテルやレストラン、神社などジャンルは豊富ですが、普通の相談カウンターに比べると選択肢は減ります。
また、誰もが知る超有名ホテルは、対象外な場合が多いのも特徴です。
「式場のブランドにはこだわらない。」「数が少ない方がむしろ選びやすい!」そんな人には向いているサービスですね!
安い理由②選べる日時が限られている
格安カウンターには、式場の閑散期に予約を入れるためのサービスとして始まったものもあります。
そのため仏滅や赤口、曜日で言うと平日など、人気のない日取りの中から日程を選ばなくてはいけないことも。
式の日取りにこだわりがなく、ゲストが平日休みをとりやすい職業なら、相談する価値がありそうですね。
安い理由③自前で準備するものが多い
コストを抑えた結婚式は、フルオプションの豪華な結婚式とは見栄えも違ってきます。
アイテムの持ち込みが無料の式場なら、新郎新婦が自前で用意した装飾で華やかさを出すことも珍しくありません。
全てを式場に任せず、自分たちの工夫で素敵な式を作るという意識があれば、格安に見えない結婚式にすることもできますよ!
格安カウンターは安いなりの理由はありますが、まずは実際に話を聞いてみて、あまり気にならなければ良い式を作ることも十分可能です。
工夫⑬【式場見学】見学できない式場も候補にする
近々オープン予定で建設中の式場は、見学ができない代わりに料金が安く設定されていることがあります。
認知度もまだ低いため、集客のためにオープン記念キャンペーンを行っている場合もあります。
ただし、新しいからこそのリスクもあります。
リスク①口コミがない
カウンターの担当者や、式場担当者の話は営業トークも含まれるため、実際に利用した人のリアルな声というのはとても貴重ですよね。
しかしオープン前の式場は、あなたが初めての利用者になるかもしれません。
予想以上に素敵な場所か、意外な所に不満を感じるか、当日になってみないとわからないのは不安材料です。
リスク②式場のスタッフが慣れていない
レストランなども同じですが、オープン直後の施設はスタッフの動きがパターン化されていないので、落ち着かない雰囲気があります。
オープンに向けてきちんと準備をしていても、その式場のベテランと呼べる人がいないためです。
そのため、式の途中で予想外のことが起こるかもしれませんが、そんなハプニングも楽しむつもりで式ができるといいですね!
リスク③オープンしない可能性もある
パンフレットやウェブサイトにオープン予定日が記載されていても、何かしらの都合でオープンが延期になることもあり得ます。
結婚式を延期すると、タイミングによってはゲストにも迷惑がかかることも。
特に式場の契約前と、ゲストに招待状を送る前には、予定通りにオープンできるか確認するといいでしょう。
若干の心配ごとはあるものの、真新しい式場で式を挙げる体験は限られた夫婦にしかできません。
そんなプレミア物件があれば、前向きに検討してみてはいかがでしょうか?
費用を抑えすぎると印象が悪くなるリスクのあるアイテム
結婚式の費用をおさえることばかり考えてしまい、新郎新婦も参加したゲストも物足りない式になってはいけませんよね。
特にゲストの印象に残りやすい料理、引出物、会場装花の3つで気を付けるべきポイントをまとめました。
【料理】バランスが大切
量が少なすぎるのは論外ですが、多い場合も食べきれずにデザートまでたどり着かない人が出てきます。
式場見学では料理の試食会をしている所を選び、フルコースのボリュームを実際に食べて確認するのが望ましいですね。
メインの肉料理はゲストに人気なので、前菜やスープを軽めにしても肉料理のグレードを上げると喜ばれやすくなります。
【引出物】ゲストの立場によって贈り分け
引出物を開けて見るのは帰宅してからなので、ゲストとの関係性によって内容を分けることはよくあります。
ご祝儀の多い親族や主賓には比較的高価な品物にし、その他のゲストにはそれよりも価格を抑えた品物を選んで問題はありません。
引出物のサイズはだいたい同じ物を選ぶようにすると、贈り分けしているのが外からわかりにくくなります。
また、引菓子で定番のバームクーヘンやパウンドケーキは一人暮らしのゲストの場合、食べきれずに困ることも。
小分け包装になったクッキーなど、少しずつ食べられるお菓子の方が喜ばれることがありますよ!
【会場装花】寂しくならないようボリューム重視
会場のイメージを決める装花は、費用を抑えすぎると寂しくなりがちです。
初めは最低限の装花で良いと思っても、サンプル写真を見てがっかりする人もいるほど。
そこで、できるだけ費用をかけずに花にボリュームを出す方法を3つ紹介します。
方法①旬の花を使用する
コスパを優先させるなら旬の花を選ぶことです。
旬の花は市場に多く出ているため仕入れ値が安く、他の花と同じ価格でもたくさんの量を飾ることができます。
式の時期にはどんな花が旬なのか、担当の花屋さん(フローリスト)に相談してみてはいかがでしょうか?
方法②大ぶりな花を使用する
花の全体量が少なめでも、大きな花をメインにするとボリュームがあるように見えて写真映えもします。
ヒマワリやユリ、ダリアなど、1本あるだけで華やかさを演出できる花は色々とありますよね。
主役級の大ぶりな花を取り入れた低予算のアレンジメントを提案してもらうのもおすすめです。
方法③造花を混ぜる
会場の全ての花を生花にする必要はありません。
新郎新婦のメインテーブルや、ウエディングケーキ周りに飾る花などはゲストと距離があり、じっくりと見られにくい場所。
そういった所には、生花と造花を混ぜたアレンジを依頼しておくのも良いですね。
また、会場のどこに花を飾る予定かを確認して、飾らなくても良いと判断した所は思い切って飾らないことも節約につながりますよ。
先輩花嫁が結婚式で後悔していることランキング1位は?
無事に結婚式を終えた先輩花嫁たちは、正直なところ自分たちの結婚式をどう感じていたのでしょうか?
結婚スタイルマガジンでは、先輩花嫁が結婚式で後悔していることを調査しています。
その中で最も多かったのが、予算を削りすぎて不満の残る式だったということ。
これから式をする新郎新婦は、2人が後悔せず、ゲストにも後ろめたさがないような式をしたいですよね。
こんな式に来なければ良かったなんてゲストに思われないために、おもてなしの気持ちを忘れずに式を作っていきましょう!
ポイントを押さえて満足のいく結婚式を挙げよう!
この記事では、結婚式を安く挙げる方法を詳しく解説してきました。
結婚式はただ安ければ良い訳でなく、新郎新婦とゲストの満足度を下げずに、後悔のない日にすることが何よりも大切です。
その一方で、これまでは常識だと思われていたことが、最近はあまり気にされなくなってきたケースもありますよね。
今は式場に頼まず自分たちでできることも増え、費用を抑えつつ自由度の高い結婚式を挙げられる時代になっています。
費用をかける部分、抑える部分の優先順位をつけながら、これから始まる式準備を楽しく進めていきましょう!