節約をするとなると、1番に思い浮かぶのは食費・外食費の削減なのではないでしょうか?
私もとにかく節約をしようと思い、食費を削って毎日もやしを食べてみたりしてみましたが、辛くて全然続きませんでした。
このように生活を切り詰めたり、我慢ばかりの節約はなかなか継続できず効果が見込めません。
重要なのはこういった食費のような変動費ではなく、固定費の削減です。
固定費には通信費や家賃・電気代などがありますが、減らせる額が多くて手軽なものの1つに携帯の通信費があります。
私は実際、auから格安SIMに変えただけで月に4000円のもの固定費を減らすことができました。
年間でいうと48,000円の節約で、国内旅行を楽しめてしまう金額ですね!!
しかし、格安SIMと聞くと「なんか怪しい」「通信速度遅いんじゃないの?」と思われる方も多いでしょう。
実際、私も同じようなことを思っていました。
この記事では、そんな疑問を解決できるように格安SIMについて徹底的に解説していきます。
この記事でわかること
- 格安SIMの疑問を解決
- 格安SIMのメリットとデメリット
- おすすめの格安SIM
- 格安SIMに切り替える手順
目次(クリックでジャンプ)
格安SIMの疑問をまるっと解決!
そもそも「SIM」とは?
格安SIMの「SIM」って何か知っていますか?SIMとは携帯やモバイルWi-Fiなどに入っている小さいICカードのことをいいます。
ICカードがないとスマホを使って電話をしたり、データ通信(SNS閲覧、Webページ閲覧など)したりすることができません。
電話番号を認識するカードと考えるとわかりやすいかもしれません。
スマホと外界の架け橋ですね!
格安SIMにすると、なんで料金が安くなるの?
「格安SIMにすると料金が安くなる」ってよく聞くけど、ただSIMを変えるだけで安くなるって不思議ですよね。
格安SIMにすると安くなる理由は大きく分けて2つあります。
格安SIMにすると安くなる理由
- 大手携帯キャリアの回線を間借りして販売している
- 店舗を持たずネットで販売しているため人件費や家賃がかからない
大手キャリアから回線を間借りしている
格安SIMを販売している業者は「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれています。
日本語だと「仮想移動体通信事業者」と訳され他の会社の回線を借りて自社のサービスとして販売する業者のことを指します。
ソフトバンク、au、ドコモのような大手キャリアの回線を借りて提供しているサービスが「格安SIM」なのです。
間借りしているだけなので、通信のインフラを整備したりする費用ががかからず、その分が利用料に含まれません。
そのため、格安SIMは安い料金でサービスを提供することができるんですね!
店舗をもたないため人件費や家賃がかからない
格安SIMを販売している業者であるMVNOはドコモなどの大手キャリアと違い実店舗を持っていないことが多いです。
そのため人件費や店舗の賃料などがかかりません。
そういった費用が格安SIMの料金には含まれないため、大手キャリアと比べて格安で、通信サービスを提供することができるのです。
ただ、業者によっては実店舗を持っている場合もあります。
UQモバイルや楽天モバイルなどは実店舗があるので、対面で相談したり手続きをしたい場合はこれらの格安SIMにすると良いでしょう。
格安SIMにすると年間約5万円ほど安くなることもある
「格安SIMにしたら携帯代金安くなった!」と耳にすることは多いですが、実際にどれくらい安くなるかわからないですよね。
実際に私がauからLINEモバイル変えたときの料金を紹介します。
auとLINEモバイルの比較 | ||
業者 | au | LINEモバイル |
基本料金 | 934円 | 0円 |
通信料金 | 5700円 | 2680円 |
合計 | 6634円 | 2680円 |
auはLTEプランというもので、1月に7GBを超えると制限がかかるプラン。
LINEは1ヶ月6GBの制限ですが、ツイッターやLINEなどのSNSがカウントされないプラン。
プランの内容はほとんど変わらず3954円/月、年間にすると5万円弱も節約できています。
むしろLINEやツイッターがカウントされないので前より気にせずスマホを使えるようになりました。
SIMを変えるだけでこんなにも節約をすることができるんですね!
格安だと大手キャリアと比べると通話とかの品質が悪いんじゃないの?
「格安だと大手キャリアより通話品質や繋がりやすさは劣る」と思いますよね。
品質が同じなのに料金だけ安かったら、みんな安い方にしちゃうからそりゃそうですよね!
しかし、実は格安SIMだから通話の品質が劣るなんてことはないんです。
例えばソフトバンクから回線を借りている業者であれば、対応しているエリアやつながりやすさはソフトバンクと同じです。
データ通信の品質については、大手キャリアから借りている通信網の幅でしか使えてないため、キャリアよりは劣る傾向にあります。
イメージで行くと大手キャリアは5車線の道路に対して、格安スマホは2車線の道路。
混まない時間は大手キャリアとほぼ変わらないのですが、昼の12時〜13時などの時間帯は大手キャリアと比べて遅い傾向にあります。
業者によって速度が大きく異なるため、速度を気にする人は業者選びが重要です。
動画やアプリがよく止まるって聞くけどどうなの?
格安SIMにすると動画やゲームが止まると聞いたことはありませんか?
確かに時間帯によっては、止まる可能性があります。
これは格安SIMの業者によって大きく異なります。
Y!モバイルやUQモバイルは格安SIMの中でも、大手キャリアと同じくらいの速度が維持されています。
実際、私はauからLINEモバイルに変えてその後、遅すぎてUQモバイルに変えました。
UQモバイルであれば昼の混む時間帯でも、問題なく使うことができるようになりました。
通信速度を気にする場合は「Y!モバイル」や「UQモバイル」を検討すると良いでしょう。
通話料金はお大手キャリアと比べると高いの?
格安SIMの通話料金は、20円/30秒と大手キャリアと同じです。
大手キャリアの場合、かけ放題が基本的についていますが、格安SIMはオプションになっています。
かけ放題のオプションをつけると、追加で料金が発生しますが、それでも大手キャリアより利用料金は安いです。
また、格安SIMについてはそもそも電話番号をつけるかつけないかを選ぶことができます。
もちろん通話機能はつけない方がお安いです。
しかし、何か登録したり問い合わせしたりする際に、SMSや電話で連絡が来る時があります。
そういったときに電話番号がないと対応できず不便な場合があるのでご注意ください。
安かろう悪かろう?格安SIM 6個のデメリット
「格安ってくらいだから、デメリットも多いんでしょ?」
確かにデメリットもあります。
デメリットを理解したうえで、キャリアのスマホを使い続けるか格安SIMに切り替えるかを考えることが重要です。
デメリット1.大手キャリアと比べると通信速度が遅い
格安SIMは大手キャリアから回線を間借りしてサービスが提供されています。
借りている回線しか使えないため、利用者が多くなるほどスピードが遅くなります。
12時~13時のお昼の時間帯と20時〜23時の時間帯は利用者が増えることもあり、スピードが遅くなる傾向にあります。
実際、私もauからLINEモバイルに変えたときは、昼の12時〜13時に使うと「遅いなー」と感じていました。
ツイッターやInstagramの更新に10秒くらいかかるイメージ。
しかしLINEモバイルからUQモバイルに変更したところ、ほとんど遅いと感じることがなくなりました。
業者によって通信速度は大きく異なるため、業者選びが重要です。
デメリット2.キャリア決済等の大手携帯キャリアのサービスが利用できない
au、ソフトバンク、ドコモなどで使える決済機能や独自のサービスが利用できなくなります。
「ソフトバンクまとめて支払い」などの携帯料金と一緒に支払いができるサービスですね。
格安SIMにはこれに代わる支払い方法がありません。
キャリア決済がないと困るという場合は、乗り換えをよく検討した方がいいかもしれません。
デメリット3.支払い方法がクレジットカード決済のみのサービスが多い
格安SIMの支払いはクレジットカードでの支払いのみの業者が多いです。
一部の格安SIMでは、デビットカード決済・口座振替を選択できる場合もありますが、基本的にはクレジット払いになります。
もしクレジットカードを持っていない場合は事前に作成しておく必要があります。
クレジットカード以外で支払い可能な格安SIM | |
口座振替が可能 | デビットカード払いが可能 |
UQモバイル | |
mineo | mineo |
OCNモバイルONE | OCNモバイルONE |
楽天モバイル | 楽天モバイル |
Y!モバイル |
デメリット4.新しく端末を購入する場合、費用が多くかかる可能性がある
大手キャリアで端末を購入すると「月々割り」というものでお安く購入することができました。
「端末の分割払いの金額」と同額を割引するサービスでキャリアを使い続ければ、端末料金はかからないものでした。
格安SIMではこのような割引はあまり行われていません。
格安SIMは通信費が格安SIMの方が圧倒的に安いので、トータルすると格安SIMの方が安くなる場合も多いです。
今使っている端末をそのまま使う場合は、問題ありません。
デメリット5.キャリアメールが使えない
「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」「@docomo.ne.jp」などのメールが使えなくなります。
これらのアドレスでメールをしている場合「@gmail.com」や「@yahoo.co.jp」などのフリーアドレスに切り替える必要があります。
私は、切り替えのタイミングで「Gmail」にしました。
登録しているサービスなどのアドレス変更は少々手間でしたが、その後は特に不便ありません。
デメリット6.LINEのID検索ができない
LINEでID検索するには、年齢確認を行う必要があります。
キャリアであれば、マイページにログインすることで年齢確認ができましたが、格安SIMでは年齢確認ができません。
そのため、LINEを交換する場合、QRコードを使う必要があります。
LINEモバイルであれば、格安SIMで唯一ID検索ができるので、どうしても必要な場合LINEモバイルを検討しましょう。
それでも魅力たっぷり! 格安SIMの4つのメリット
ここまで格安SIMのデメリットを解説してきました。
格安SIMにはこのようにデメリットがありますが、それを考えてもメリットが大きいです。
ここからは、格安SIMのメリットについて解説していきます。
メリット1.月額の通信費が安くなる
格安SIMに切り替える1番のメリットは「月額の通信費が安くなること」と言っても過言ではありません。
今回は私が実際に「au」から「 LINEモバイル」に切り替えた際の実際の金額をご紹介します。
auとLINEモバイルの比較 | ||
業者 | au | LINEモバイル |
基本料金 | 934円 | 0円 |
通信料金 | 5700円 | 2680円 |
合計 | 6634円 | 2680円 |
先ほどもお伝えしましたが、年間で5万円弱も通信料金が安くなりました。
5万円あればいろいろなことができてしまいます。
切り替え時は少し手間がかかりますが、普段の生活で特に我慢することなくこれだけ節約できるのはでかいですね。
メリット2.契約期間や契約の縛りがない
大手キャリアの多くが契約期間の縛りがあり、2年以内に解約した場合、解約金が発生してしまいます。
さらに、契約終了のタイミングである、更新月を逃すと自動更新されてしまいます。
それに対して格安SIMの多くは「契約の縛りがない」「最低の契約期間が短い」といった契約内容になっています。
そのため、契約した格安SIMが気に入らなかった場合、すぐに違う業者に切り替えることができます。
メリット3.格安SIM会社ごとに独自の付加価値がある
格安SIMは値段が安いだけでなく、様々な付加価値をつけています。
特徴的なものを紹介していきます。
全部見えない場合スクロールできます⇨
主要な格安SIMの特徴的なポイント | |
BIGLOBEモバイル | オプションを付ければYouTubeやU-NEXT等が使い放題 |
LINEモバイル | 唯一LINEのID検索機能が使え、SNSが使い放題 |
mineo | パケットシェア等のデータ通信に関するサービスがたくさん |
nuroモバイル | 唯一データ容量を前借りすることができる |
メリット4.使うデータ通信量に応じてさらに節約できる
格安SIMは、契約の途中でも自由にプランを変更することができます。
また、「通話が多い人」や「データ通信のみ」など、使う人や使い方に応じて様々なプランがあります。
自分の使う通信量に合わせて最小の物を選択すれば、かなりの節約になります。
また、高速と低速を切り替えて通信量を調整できる格安SIMもあります。
おすすめの格安SIMを徹底解説
格安SIMのメリットとデメリットについて解説してきました。
理解しておかなければいけないデメリットも多くありますが、通信費が大幅に節約できる可能性があるというのは圧倒的なメリットです。
実際、私も格安SIMに切り替えて年間で50,000円弱も節約することに成功しています!
節約したお金は結婚式へと着実に貯金ができていて嬉しい限りです。
大手キャリアからの切り替えであれば基本的にどの格安SIMでも料金が安くなるのですが、それぞれに特徴があります。
できれば快適に少しでも安くなるように切り替えたいですよね?
そこでここからは、目的に応じたおすすめの格安SIMについて解説していきます。
圧倒的スピード!キャリアに迫る通信速度は「UQ mobile」「Y!mobile」
「スマホが遅いのが何よりもストレス。サクサク動画とかSNSとか見たい!」
そんなあなたには大手キャリアと同等のスピードが見込める「Y!mobile」「UQ mobile」がおすすめ。
UQ mobile:auの子会社が運営しており高速通信が魅力
UQモバイルは、UQコミュニケーションズ株式会社というauの子会社が運営している格安SIMです。
深キョンや多部未華子、永野芽郁のCMがよく放送されていますよね。
ピンクレディーの「UFO」を「UQ!」にしているCMが印象的です。
通信速度がかなり安定しており、私も使っていますが、全くストレスがありません。
口座振替に対応しているのでクレジットカードを持っていなくても申し込むことができます。
私は6月に入ってプランRに切り替えて使っています。
通信量を消費しない低速モードにしても最高で1Mbps出るので普通にYouTubeとかが見れてしまいます。
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Y!mobile : 独自回線だから速い!しかも安い!
Y!mobileはソフトバンクのグループで、独自の回線を持ちつつソフトバンクの回線も使えるという特殊な業者です。
そのため、圧倒的な通信速度と安定性を誇っていてるにも関わらず、値段は格安SIMと同じくらいです。
Y!mobileも格安SIMでありながら、多数の店舗を持つため格安SIMや携帯に詳しくなくても安心して使うことができます。
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YouTube等が使い放題の「BIGLOBEモバイル」
「通勤中や通学中にYouTubeを見たいけどすぐ速度制限がかかっちゃう」
「毎日AWAとかで音楽聴いてると意外と通信量消費するんだよねー」
そう思ったことがある人には「BIGLOBEモバイル」がオススメです。
BIGLOBEモバイルには、YouTube・動画視聴サービス・音楽ストリーミングサービスなどがカウントフリーで使い放題となる「エンタメフリー」があります。
このエンタメフリーを活用すれば、毎日ユーチューブを見て通信量が100GBとかになっても制限がかかることなく使うことができます。
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とにかく料金を抑えたいなら楽天モバイル
楽天モバイルは今プラン料金1年間無料のキャンペーンを行っています。
そのため端末を持っていれば、1年間利用料金が掛からずスマホを使えてしまいます。
また、縛りはないので1年無料期間だけ使って止めるのも全然OK!
1年後からは2,980円で楽天回線エリアであれば、制限なく使い放題です。
私はUQモバイルのサブとして契約しています。
事務手数料3,300円がかかりますが、今ならキャンペーンで全額ポイント還元(3300ポイント)で戻ってきます。
むしろオンライン契約すると、プラスで3000ポイントプレゼントされるので、実質3,000円分のポイントがGETできます。
1年間無料のキャンペーンは先着300万人が対象なため「とりあえず契約してポイントだけもらう」でも良さそうですね。
注意点としては「楽天回線エリアは東京・大阪・名古屋の一部」という点ですね。
ただ、楽天回線の対象外地域では、auの回線を月に5GBまで使えます。
対象エリア外でも、無料で月5GB使えると考えるとかなりお得ですね。
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格安SIMに乗り換える手順を徹底解説!
ここまで格安SIMのメリットやデメリットからおすすめの格安SIMを紹介してきました。
かなり理解が深まったのではないでしょうか?
最後に格安SIMに実際に乗り換える手順について説明していきます。
一見難しく見えますが、郵送される格安SIMを挿して初期設定をするだけで使えるようになります。
3つの手順で完結しますので覚えてしまいましょう。
手順①:Webサイトから格安SIMを申し込む
申し込みは基本的には手順に沿って進めれば問題なく申し込みができます。
申し込みに必要なものがいくつかあるのでまとめると
- 身分証明書(写真を撮ってアップロード)
- メールアドレス(gmailやYahooアドレスでOK)
- クレジットカード(銀行引き落としで行けるところも有)
- MNP予約番号:(電話番号を引き継ぐ場合必要)
申し込んでから、大体2〜3日で1週間もかからずにSIMが届きます。
手順②:SIMカードを差し替えて乗換手続き
以前使っていた携帯の電話番号を引き継ぐ場合は、開通の手続きが必要です。
開通用の番号に電話してガイダンスに沿って進めるだけで完了します。
完了したらSIMを差し替えましょう。
手順③:初期設定をする
SIMの差し替えが完了したら、最後に初期設定を行います。
SIMカード切り替えをする場合、「切り替えましたよー」という設定の変更が必要です。
方法はマニュアルがSIMカードと同封されているので、それを見ながらやれば簡単に完了します。
以上で切り替えは完了です!
意外と簡単に手続き完了してしまいますね。
格安SIMに切り替えて固定費を大きく削減しましょう
このよう格安SIMには、デメリットがありますが、それを差し引いても月々の費用が数千円も抑えられるのは大きいです。
また、業者によっては、通信量も気にせず、YouTubeや音楽をガンガン再生できるものもあります。
切り替えるときは手間がかかりますが、その後は特に手間なく節約ができるためぜひ検討してみてください。