同居は辛いことが多いと聞きますが、どうしても同居せざる終えないという環境の方もいます。
今回は私の友人が「実際に義両親と同居した際の体験談」を元に
- 義両親との同居が辛い理由
- 同居が辛い時の対処法・ストレス解消法
について詳しく解説していきます。
『大好きな彼と結婚し、これからバラ色の生活!と思ったのも束の間、いつの間にか同じ屋根の下には義両親が・・・。』
私もその中の一人で、子供三人を育てながらの義両親との同居が辛くて、私が私ではなくなっていく感覚を何度も感じました。
精神的に辛くて子供に当たってしまったこともあり、自己嫌悪に陥った事も。
そんな私の言わば「黒歴史」をまとめてみました。
目次(クリックでジャンプ)
義両親との同居が辛い…よくある理由5選
理由①他人との生活が辛い
旦那の両親と言っても、当然私とは血が繋がっているわけでもなく結局は赤の他人です。
私の旦那は長男でお仏壇もあり、行事毎に親戚が集まり大騒ぎでした。
料理の準備から片付けまで全て私一人。
話にも入れず物凄く寂しい思いをしました。
義両親からしても、私は赤の他人。
生活環境が全く違うのは当たり前ですよね。
なのに、私のやり方に文句をいうのは日常茶飯事。
事あるごとに「他人のくせに」という割には、義両親側のしきたりに上手く対応出来なかったら「嫁のくせに」と言われ、心の中で「どっちだよ!」と突っ込みを入れたこともあります。
理由②四六時中気を遣う
前述でもお話しした通り、赤の他人と住んでいるわけですから物凄く気も遣います。
一日中気を張っていて、休める時間はほとんど無し状態でした。
私自身、フルタイムで仕事をしていて平日は留守にしていますが、休日となると朝から親戚や姑の友達が集まり仕事より気を遣う一日になっていました。
恐ろしいことに、姑仲間が集まると、各嫁の文句合戦で私が近くにいてもお構いなしです。
こちらが気を遣い、お茶を入れても「ありがとう」の一言もなく、
「お茶菓子はないの!?気の利かない人だね!」と言われる始末。
休みだからとゆっくりくつろぐのは、夢のまた夢でした。
理由③家事や生活リズムの違い
同居前は休みの日は子供達も一緒に良く遅くまで寝ている事もよくありました。
仕事が多忙だった事もあり、「休みの日はとことん休む」が私達のリズムでした。
もちろん家事もしっかりやりますが、共働きだった事もあり旦那と分担して行ってました。
子供達もちゃんとお手伝いをして、早めに終わらせて遊びに行ったりしていました。
ですが、義両親は昔ながらの考えで「家事は女の仕事」。
共働きだろうが何だろうが関係なし。
仕事が終わり、帰ってからも残された家事は私の仕事でした。
夫が手伝おうとしたら
「息子になんて事させるの!」
と怒鳴られることもしょっちゅう。
だからと言って姑が手伝うわけでもなく、全て私がやっていました。
理由④子育てへの介入
私達の子育ては伸び伸びとやりたい事はとことん挑戦させていました。
義両親は失敗を恐れて?なのか制限しまくりで、子供達もやりたい事が出来ずにストレスが溜まっていました。
遊びでも、ちょっと怪我したくらいで大騒ぎです。
子供はその大騒ぎを見て驚き、大泣き。
「そんな騒ぐほどの事ではないですよ」と伝えたら「ひどいお母さんねぇ、子供の事を思ってないのかねぇ」とわざと聞こえるような声で舅と話したり、
「お母さんは〇〇ちゃん(子供の名前)の事何とも思ってないのかもしれないよ」と子供に言ったり。
子供はこちら側の声掛けで反応するから、「大丈夫!痛くない、痛くない」と言えば安心するもの。
大騒ぎをすれば「大変なんだ!」と思い込み大泣きするのは当たり前なのですけどね。
理由⑤夫の対応に不満
私が耐え切れなくなって夫に相談したのは、同居を初めてから二年が経った頃です。
かなり耐えた方だと思います。
この時期は私の精神状態は最悪で、不眠状態、円形脱毛症、常にイライラと崩壊寸前でした。
夫もその状態を見ていたはずなのに、相談すると「ちょっと疲れてるから」と逃げるばかりでした。
「じゃあ私はどうなるの!?誰に話せばいいの!?もう、死んでやる!」と家を飛び出した事もあります。
それでも夫は「俺は関係ない」状態。
スーーっと夫への気持ちが冷めていく感覚を今でも覚えています。
義両親との同居が辛い時の対処法
対処法①原因がなにかを考える
義両親が私に対して嫌な態度を取る理由を考えたところ、私自身にも問題があったんじゃないかと思う事もありました。
「自分で気付かないうちに、義父母が不満に思う事をやってしまったんじゃないか?」と考え、謝った事もあります。
私の場合、結局は何も変わりませんでしたが、他に何か原因があるんじゃないか?と追及
すると、ひょんなことから原因が見つかる事もあるかもしれません。
対処法②気分転換できることをする
私はハンドメイドが好きなので、夜眠れない時はよく物作りをしていました。
何かを作っている間は、そこに集中しているので、何も考えずにいる事ができました。
ドライブが好きな方は、買い物ついでにちょっと遠回りしたり、車のない方でも散歩がてらいつも行かない場所を歩いたり、本が好きな方は本を読んだり、自分の趣味を見つけて気分転換するのも対処法の一つです。
対処法③夫と話し合う
私の場合、夫はこの状況から逃げていましたが、とりあえず話した事で今、私が置かれている現状を伝える事が出来ました。
こう言う人(私の旦那のように逃げるタイプ)はごく一部だと思います。
皆さんの旦那さんは協力してくれるかもしれません。
話し合う事でいい方法が見つかるかもしれません。
協力してくれなくても、現状を伝える事が大切です。
対処法④別居を考える
思い切って別居を提案してみましょう。
もしかしたら、「別居したい」と伝えると義両親も態度を改めるかもしれません。
義両親の年齢的にも、自分達だけで生活するには色んな意味で限度があると思います。
息子夫婦に出て行ってもらっては不安しか残らないはずです。
ましてや、かわいい孫とも離れるわけですから。
対処法⑤離婚を考える
思い切って離婚してしまいましょう。
その前に、携帯などで姑や舅に文句を言われている会話を録音しておくと、何かの役に立つかもしれません。
離婚を切り出して旦那が嫌がったとしたら、条件をつける事もいいですね。
例えば「義両親に文句を言わせないようにする」や、それこそ「別居」の案を出すと効果的です。
義両親との同居が辛い時のストレス解消法
ストレス解消法①お出掛けする
義両親から離れて、子供と公園やショッピングに出掛けて思いっきり遊ぶとストレス解消になります。
公園等では、運動も兼ねて走り回ると、結構発散できます。
買い物では好きな物を買ったり、見て回るだけでも楽しいですよね。
ただし、買い物の場合は依存症になる恐れがあるのでほどほどに!
ストレス解消法②グチを聞いてもらう
友達や兄弟、姉妹にグチを吐きまくりましょう。
今は「LINE」と言う便利なツールがあります。
嫌な事があったらすぐに吐き出す。
聞いてもらえるだけで、結構スッキリするものです。
溜め込んでばかりいては、いつか爆発します。
その前に吐き出して、溜め込まないようにしましょう。
ストレス解消法③短期間実家へ帰る
実家に帰ると安心しますよね。
優しい父、母とたわいもない話をすると、素直に「楽しい」と思えて自然と笑顔が出てきます。
義実家で働きまくった分、実家では甘えてもいいと思います。
実の両親も、娘や孫に頼られるのは決して嫌とは思わないはずです。
気の許せる実家で、ニ、三日過ごしてストレス発散しましょう。
ストレス解消法④ハッキリ意見を言う
この際、義父母にハッキリと嫌な物は嫌!と言ってみましょう。
なぜ、こういう事をするのか、何が気に入らないのか、ハッキリと聞いてみましょう。
「原因が分からないので教えて下さい!」
「なぜ、私にだけこういう事をするのですか!?」
「もう、嫌です!」
自分が思っている事をぶつけて、義両親にガツンと言ってやりましょう。
言いたい事が言えたら結構スッキリするものです。
「グチを聞いてもらう」と同じように、義父母に対して直接吐き出してみて下さい。
ストレス解消法⑤気の遣い過ぎをやめる
- 自分のしたいようにする自分の思い通りに生活する
- 義父母に合わせず、自分の生活スタイルを大事にする
もちろん、一緒に住んでいる以上、ある程度気を遣わないといけませんが、「気を遣いすぎる事」をやめて、自分のペースで楽しく生活できるようにするのもいいですね。
文句を言われるかもしれませんが、それはスルーして、自分の生活スタイルを取り戻しましょう。
私はそうする事で円形脱毛症が良くなりました。
いいか、悪いかは分かりませんが、あまりにもグチグチが多かったので、耳栓をつけていた頃もあります。
同居が辛い時には、溜め込みすぎずに誰かに相談しよう!
同居していると、一日中監視されている感じがして、本当に嫌な思いを何回も経験しました。
誰にも言えず、ただ、ひたすら我慢するだけ。
これが当たり前、嫁の仕事と認識してしまっていました。
でも、それは大間違いです。
友達に会ったり、LINE、メール、電話などで愚痴を言ったり、今は各市町村に相談窓口があるので、まずは、電話して相談するだけでも変わります。
今、現在私は夫と離婚し、子供三人と仲良く平和に暮らしています。
最初は、子供たちを片親にしたくなくて我慢していました。
私が我慢すれば、子供たちも何不自由なく暮らせる。
そう思っていました。
ですが、子供たちは物凄く敏感で、いつも私の様子を伺っていました。
これではいけないと思い、「離婚」という決断をしました。
今はそんなに裕福ではないけれど、自然に笑顔になれる、とても幸せな生活を送ることができています。
子供たちを守るため、そして自分自身を守るために決断したこの選択は、間違っていなかったと思います。
本当に辛くて、しんどくて、耐えられなくなったらどうか逃げてください。
「自分が自分じゃなくなる」前に。