キャリア 薬剤師

【徹底解説】薬剤師検索した時に出てこない5つの理由と対処方法

薬剤師の検索システムがあるのはご存知でしょうか。

この検索システムはあまり有名ではないかもしれません。

私も、薬学部の講義で出てくるまで、存在すら知りませんでした。

しかし、「薬剤師なのに検索システムで出てこない!」ということも稀にあるようです。

せっかく苦労して薬剤師国家試験に合格したのに、薬剤師として認められていなかったら心配ですよね。

今回は、薬剤師検索システムに出てこない場合の理由とその対処法をまとめました。

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そもそも薬剤師の検索システムってなに?

薬剤師資格の保有者は、厚生労働省のデータベースに登録されているので、こちらの検索システムで検索することができます。

https://licenseif.mhlw.go.jp/search_iyaku/top.jsp

こちらのシステムは「薬剤師資格確認検索システム」と言い、漢字等の氏名を入力することで、現在厚生労働省に登録されている薬剤師であれば、免許の取得年を確認できます。

私は大学の授業でこのシステムの存在を知り、薬剤師免許を取得したら絶対検索する!と心に決めておりました(笑)

先日、検索してみると・・・

良かったです、ちゃんとありました!

この検索システムでは、漢字等の氏名がわかれば検索できるため、いつも行っている薬局の薬剤師の資格保有状況についても確認したりできるわけです。

「検索システムに出てこない!」なんで?

しかし、稀に、薬剤師であるのは確かなのに検索システムに出てこないということがあります。

厚生労働省の資格確認検索の注意事項によると、下記の場合には、表示されないようです。

この検索システムでは、次のような薬剤師は検索できません。

検索して出てこない理由①ルール通りに入力していない

薬剤師の検索は、「名字だけ」「名前だけ」「カタカナ」「ひらがな」では、検索を行うことができません。

また、姓と名の間に空白を設けることが必要です(例 森野 駒太郎)

漢字のフルネームで入力して検索しましょう。

検索して出てこない理由②旧姓で入力してしまっている

例えば、結婚して、薬剤師名簿は変更しているけど、職場では旧姓で覚えてもらっていたから、そのまま旧姓で仕事をするというのは、女性ではよくあるパターンです。

この場合、①に該当して出てきませんが、新姓で検索すれば出てくるはずです。

検索して出てこない理由③行政処分を受けている

何かしらの行政処分を受けている場合、名前が表示されない可能性があります。

心当たりがない場合は、他の対処法を試してみてそれでも出てこない場合はこちらに問い合わせてみましょう。

厚生労働省医薬・生活衛生局総務課試験免許係宛(代表03-5253-1111 内線2715)

検索しても出てこない理由④昭和15年より前に薬剤師の資格を取得している

昭和15年より前に薬剤師の資格を取得している場合、検索して出てこない恐れがあります。

当時、厚生省庁舎で火災があり、焼失された薬剤師名簿があったようです。

データが復元されていない薬剤師の場合検索しても出てきません。

この場合こちらに問い合わせてみましょう。

厚生労働省医薬・生活衛生局総務課試験免許係宛(代表03-5253-1111 内線2715)

検索しても出てこない理由⑤薬剤師届出票を出していない

薬剤師資格確認検索システムは、薬剤師名簿の氏名に対応しているため、届出を怠っている場合には表示されなくなります。

もし届出をしていないという心当たりがある場合は、すぐに保健所に確認してみましょう。

薬剤師届出票ってなに?

薬剤師法の第九条に下記の記載がある通り、薬剤師には、2年に1度届出を出すことが義務付けられています。

「薬剤師は、厚生労働省令で定める二年ごとの年の十二月三十一日現在における氏名、住所その他厚生労働省令で定める事項を、当該年の翌年一月十五日までに、その住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に届け出なければならない。」

これは、2年前から何も変更がない場合にも、「何も変更がないよ!」という届出を提出する必要があります。

また、薬剤師免許を保有しているけれど薬剤師とは無縁の仕事をしているという場合でも、届出を提出する必要があります。

つまり、薬剤師免許を保有している全ての人がこの届出を2年に1度出す必要があるのです。(日本国内に住所がある場合)

この届出を怠った場合、薬剤師資格確認検索システムへの登録が抹消され、「検索しても出てこない!」ということが起きてしまうのです。

病院や薬局等で薬剤師として勤務している場合には、勤務先に届出票が届くため、提出し忘れる可能性はあまりないでしょう。

一方、薬剤師として働いていない場合であったり、休業中の場合には、届出票が届かないため、自らHP等にアクセスして届出票を提出する必要があるので、忘れないように注意しましょう。

ちなみに、忘れてしまうと、薬剤師法第32条に定められている通り、50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

(悪質な場合を除き、罰金まで科せられる可能性は低いようです。)

薬剤師資格確認検索システムに出てこないと困ることは?

薬剤師資格確認検索システムに出てこないからといって、特別困ることはほとんどありません。

そもそも、このシステム自体が一般的にはあまり知られていませんので・・・。

ただ、転職などの就職活動時に、勤務先が本人の情報確認のために検索する場合がありますので、転職の予定がある場合には、1度自分で検索し、表示されることを確認しておくと安心ですね!

まとめ

「薬剤師資格確認検索システム」で検索しても出てこないのは、結婚等で氏名が変わっている場合か、2年に1度の届出を忘れてしまっている場合が考えられます。

ちなみに、次回の届出は「2021年1月15日まで」です。

検索システムで出てこない!という変なドキドキを防ぐためにも、しっかり届出票を提出しましょう!

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