「薬剤師国家試験の持ち物って何が必要なの?」と試験当日に慌てたくはないですよね。
今回は、こんな不安を解消すべく、薬剤師国家試験の持ち物や、事前準備、当日の注意点をまとめました。
目次(クリックでジャンプ)
薬剤師国家試験の持ち物は?
必須な持ち物
- 受験票
- 鉛筆 ※複数本用意しておくのが安心
- 消しゴム ※複数個用意しておくのが安心
- 腕時計
- 黒ボールペン
受験といえば必須な物ばかりですね。
1つ気をつけたいのが黒のボールペン!
会場で合格通知届の送付先を記入する際に必要となります。
私が受験した際は、忘れた人用に会場でも用意されていました。
ただ、試験前に「忘れた・・・」と焦って変なストレスを感じないためにも、準備しておきましょう。
あると便利な物
・昼食
薬剤師の国家試験は、午前と午後に分かれて2日間でおこなわれます。
昼休憩の間に、昼食を買いに出ることもできますが、その時間に少しでも復習するために、事前に買っておくことをおすすめします。
周りを見ると、事前に買ってきている人がほとんどでした。
また、「迷ってしまい会場に戻れない」という最悪の事態を考えると事前に買っておくのが無難です。
鉛筆削り
鉛筆はすぐ先が丸まってしまいますし、落として芯が折れてしまうこともあります。
そんなとき落ち着いて対処できるよう、鉛筆削りは忘れずに持っておきましょう。
スマホ
試験中に気になることが出てきたらあとで調べられるようにスマホを持参すると良いでしょう。
また、道に迷った時などに地図アプリを使って調べることもできるので、何かあった時のためにも持っておくと安心です。
ハンカチティッシュ
「ご飯を食べていたらこぼしちゃった!」
「鼻水が止まらない!」
こんなことが起こりうるのが、薬剤師の国家試験というものです。
とにかく試験に集中するために、何かあった時にすぐ対応できるようハンカチティッシュを用意しておくのは大切です。
ティッシュは袋から出せば、試験中机に置いておくことも可能です。(会場によって異なることもあります。)
現金
基本的にSuikaさえあれば交通手段はなんとかなりますが、何かあった時のために用意しておくと安心です。
最悪タクシーなどを使って会場に向かうことも考えられます。
10000円くらい入れておけば安心でしょう。
チョコや飴などの糖分
薬剤師の国家試験は長丁場になるため、糖分を補給することは欠かせません。
休み時間にチョコや飴などを食べてリラックスしましょう。
雨具
試験会場に向かうまでに雨に打たれて体調を崩してしまったら元も子もありません。
事前に天気を確認しておき少しでも雨が降りそうであれば、折り畳み傘を用意しておきましょう。
ノートや参考書
今まで努力してきた証であるノートや参考書を持っているだけで安心感が得られます。
途中でパラパラ見返していたところがそのまま試験に出てくることもあります。
お守りとして持っていきましょう。
飲み物
試験会場は乾燥していることが多いです。
喉の渇きが気になって試験に集中できないことを防ぐために飲み物を用意しておきましょう。
刺激の強い飲み物や普段あまり飲まないものは控えて、飲み慣れているものを用意しましょう。
ゴミ袋
小さなコンビニの袋などでいいので1つ持っておくと安心です。
鼻をかんだりチョコや飴を食べたゴミを捨てるのに使います。
また、試験のストレスから気分が悪くなった場合でも使うことができます。
マスク
会場は乾燥していることが多いため乾燥対策におすすめです。
また、国家試験を受けている人全てが体調万全な状態できているとは限らないため、風邪を予防するためにもマスクをしておくとよいでしょう。
本人確認時には、マスクを外すよう求められることもあるので、その際は試験監督の指示に従いましょう。
カイロや防寒具
試験会場が寒いなどで、試験に集中できないという状態を防ぎましょう。
ひざ掛けは、当日に使用許可を取れば試験中も使用が可能です。
ただし、文字が書いてあるもの等は使用できないこともあるので、無地や柄物にしましょう。
(試験会場によっては使用できないところもあるようです。)
地図や受験案内
基本的には持っていなくても問題ありませんが、何かあった際、あると役立つかもしれません。
持ち込み禁止な物
計算機能や通信機能がついたデジタル時計は持ち込みが禁止されています。
その他、会場によって持ち込みが禁止されているものもあるようなので、不安なものは確認するようにしましょう。
事前に準備しておくと良いことは?
試験会場の近くにホテルをとる
薬剤師国家試験は、受験する地域しか選ぶことができません。
試験会場は、受験票が届くタイミングで指定されます。
会場が家から遠い場合には、試験会場の近くにホテルをとることをおすすめします。
当日、公共交通機関に遅延が生じることもあります。
そういった場合には、下記のような規定があるようです。
自然災害等により電車が遅延するなどして、試験開始時刻までに試験会場に到着できない場合、試験開始時刻を遅らせることがある。
また、どうしても到着できなかった場合、再試験を実施することもある。
ただし、いずれの場合にも、学生が到着する最大限の努力をしたことを前提とする。
引用元:薬剤師国家試験予備校 メディセレ
「学生が到着する最大限の努力をしたことを前提とする」というのは解釈がとても難しいですよね。
自分としては努力したつもりでも証明出来なければ、自分の試験時間が短くなってしまったり、場合によっては受験できない可能性もあります。
そのため、試験会場の近くにホテルをとるなど、試験会場にたどり着ける工夫をしておくのが無難です。
なお、このような当日の状況は、厚生労働省の薬剤師国家試験に関する緊急情報に掲載されます。
試験会場に行ってみる
道に迷いやすいという方は、事前に行ってみると、当日の不安を解消できます。
ただ、試験会場に行ってみる時間も、勉強時間は削られてしまうので、「勉強に余裕がある」「気分転換がしたい」という場合だけで良いかと思います。
当日は、同じ試験会場で薬剤師国家試験を受験する人がたくさんいます。
最寄駅に着くと、青本を見ていたり、「明らかに薬剤師国家試験受けるんだな〜」という人が周りにいるので、その人の流れについていけば、会場に辿り着けます。
いよいよ試験当日!落ち着いて試験を受けるために・・・
早めに会場に向かう
先ほども書きましたが、当日、何が起こるかわかりません。
電車等にトラブルがあっても、余裕をもって辿り着けるよう、早めに会場に向かいましょう。
特に1日目の最初は必須問題です。
足切りにも関わるので、落ち着いて試験を受けられるように準備しましょう。
焦らない
過去問で見たことのないような問題や全く予期しない問題が出ることもあります。
試験中はどんな時も焦らず、深呼吸をして冷静になりましょう。
「自分がわからない問題はみんなもできていない」と思っておけば良いです。
合格するのに満点は必要ありません。
わからない問題で焦ること、時間を使いすぎることは避けましょう。
1日目の自己採点をするかは性格次第。やらないと手に付かない場合以外はやらない
1日目の試験が終わってしばらくすると、各予備校等から、試験結果の速報が出ます。
問題用紙は持ち帰り可能なので、試験結果の自己採点をすることができますが、個人的にはあまりおすすめしません。
思ったより良くて2日目の油断に繋がったり、思わぬミスが発覚して落ち込んだりするかもしれません。
その時間があるなら、次の日に備えて早く寝たり、少しでも勉強しておくことをおすすめします。
ただ、「気になって気になって、自己採点をしないと他のことが手に付かない!」という場合もあるかもしれません。
そういう場合には1日目に自己採点をしても良いですが、どんな結果であっても2日目は必ず受けましょう。
1日目の結果でダメだと思っていても、良いようにマークミスしている可能性もあります。
最後まで諦めないことが肝心です。
自分を信じてBESTを尽くそう!!
薬剤師国家試験は1年に1回のチャンスです。
当然、緊張します。
周りを見渡すとみんなすごく頭が良さそうに見えてきてしまうものです。
当日は、周りを気にせず、今まで努力してきた自分自身を信じましょう。
最後に頼れるのは自分だけです。
悔いのないようにBESTを尽くして頑張ってください!