結婚が決まると避けて通れないのが、自身の親と相手の親が挨拶する両家顔合わせ。
初めて自分の親と相手の親が会うというのはとても緊張する場面ですよね。
スーツじゃなきゃダメ?
このように服装に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
もし、誤った服装を選んでしまうと「新婦」だけでなく「育ててくれた両親」にまで恥をかかせてしまう恐れがあります。
そうならないためにもしっかり両家顔合わせの服装を選ぶときの注意点などを抑えておきましょう。
本記事では、両家顔合わせの目的から、服装の選び方と注意点、季節に合わせたポイントなどを詳しく紹介していきます。
目次(クリックでジャンプ)
両家顔合わせとは?
両家顔合わせとは、新郎新婦の親同士の親睦を深めるために行う行事です。
両家顔合わせは食事会であることが多いです。
ここからは両家顔合わせの由来と、男性に求められるポイントについて紹介します。
なぜ両家顔合わせをするのか
両家顔合わせをする目的はお互いの人柄を知り、親睦を深めるため。
恋愛と結婚との違いは本人だけでなく、親族同士の付き合いが増えること。
嫁姑問題のようなトラブルを避けて、できるだけ良い関係を築いていきたいですよね。
そのためには両家顔合わせで好印象を与え、親睦を深めることが大切です。
また、女性の親御さんは男性が結婚相手に相応しいかどうか、男性の親御さん以上に慎重であることが多いです。
そのため、男性に求められるポイントを理解しておくことが大切です。
では、男性が両家顔合わせにおいて気を付けたいポイントはどういったものでしょうか。
両家顔合わせで男性に求められるポイント
両家顔合わせの際に、男性が気を付けたいポイントは下記となります。
- 服装を場や相手に合わせる
- 食べすぎない、飲みすぎない
- 会話量のバランスを程よくする
ポイント①服装を場所や相手に合わせる
両家顔合わせの食事会は料亭やホテルといった場所で行われることが多いです。
そのため、場所に相応しい服装を選ぶことが大切です。
また服装選びは女性の両親の印象を大きく左右する大切な要素です。
ポイント②食べすぎや飲みすぎに注意する
緊張と美味しいご飯やお酒の影響もあり、食べすぎたり飲みすぎたりしてしまう方もいるのではないでしょうか。
適度なお酒は親睦を深めるきっかけともなりますが、飲みすぎると女性の両親の印象を大きく下げかねません。
あくまでフォーマルな場ですので、食事や飲酒はほどほどにしましょう。
ポイント③会話量のバランスを調整する
特におしゃべり好きな男性の場合、気を付けたいところ。
自分を女性の両親に良く見せようとしてしゃべりすぎてしまい、墓穴を掘ってしまうケースもあります。
あくまで両家顔合わせはお互いを理解する場ですので、話しすぎないように気を付けましょう。
以上、3つのポイントを紹介しましたが、本記事では最も大切なポイントである「服装」に焦点をおきます。
男性が両家顔合わせに行く際の服装の選び方
男性が両家顔合わせに行く際の服装は大きく2つ。
- スーツ
- オフィスカジュアル
では、それぞれについて説明していきます。
服装①:無難な選択肢!スーツ
1つ目の服装はスーツです。
両家顔合わせにおいて最も無難な選択肢です。
スーツでお仕事をされている方は、普段の格好で問題ないでしょう。
作業着など、普段スーツで仕事されない方は、スーツのサイズが合うかどうか確認しておくことも大切です。
また、クリーニングやアイロンなどで臭いやシワがないようにしておくことも、印象をよくするために大切です。
私は普段私服で勤務をしており、彼女のご両親に挨拶に行くときに久々にスーツを着ようとしたら、サイズがパツパツになっていました。
なんとか違うスーツは入ったので助かりましたが、ひやっとしました。
服装②:最近一般的になってきたオフィスカジュアル
2つ目はオフィスカジュアルです。
女性の両親が「堅苦しくない顔合わせにしたい!」希望を受けた場合、オフィスカジュアルでも問題ありません。
ただ「堅苦しくなくていい」と言いつつスーツで行かないと微妙なリアクションをされる恐れがあるため、基本的にはスーツが無難です。
オフィスカジュアルの基本スタイルはシャツにジャケットにチノパンやスキニーといった組み合わせです。
昨今ではセレクトショップだけでなく、スーツ販売店でも「オフィスカジュアルコーナー」があります。
オフィスカジュアルに不安な方は「マネキン買い」するのもおすすめです。
次に、両家顔合わせの服装における注意点について紹介します。
男性が両家顔合わせに行く際、服装における注意点
男性が両家顔合わせの服装で注意したいポイントは3つです。
- シャツやジャケットの色は派手過ぎないものを選ぶ
- 靴や鞄はビジネス寄りにする
- 靴下にも気を遣う
特にオフィスカジュアルの場合に注意したいところです。
1つずつ説明していきます。
注意点①:シャツやジャケットの色派手過ぎないものにする
1つ目はシャツやジャケットの色が派手過ぎないことです。
いないとは思いますが、派手なスーツで行くと、女性のご両親に悪い印象を与えかねません。
チェックなどの柄もできるだけないものの方が安心です。
また、シャツの色も派手なものや黒などは避けましょう。
今後の関係性を良くするためにも、ジャケットとシャツの色は無難に済ませておきたいところです。
ジャケットは黒や紺、グレーあたりのビジネスシーンにも合う色を着れば、問題ないです。
シャツは、白が最も安全策ですが、オシャレにこだわりたい方は薄めの水色やピンクでさわやかさを出すのもよいでしょう。
注意点②:靴や鞄はビジネス寄りのものを選ぶ
靴や鞄はビジネス寄りのものを選びましょう。
特にオフィスカジュアルで参加される方が気を付けたいところ。
靴は、黒か茶色であればどちらでも構いません。
ただし、ホストのように極端に先がとがっていたり、装飾のついているようなものは、女性のご両親に悪い印象を与えかねません。
また、鞄はビジネスバック、もしくはクラッチバックがおすすめ。
昨今はビジネス用のリュックサックが流行していますが、両家顔合わせではリュックサックは控えた方がいいです。
女性のご両親が「リュックサックで通勤なんて、最近の若者は……」と思っている可能性が0ではないためです。
リスクは減らしておくことに越したことはありません。
注意点③:靴下にも気を遣う
意外と見落としがちなのが「靴下」です。
靴下の色が派手過ぎない前提ですが、最も注意したいのは「破れていないかどうか」。
両家顔合わせの会場が靴を脱ぐ場所であることも多いため、靴下に穴が開いていたら恥ずかしいですよね。
両家顔合わせの前日までに破れていないか確認するか、新しい靴下を買うなど、万全の準備をしておきましょう。
最後に、季節ごとによって変わる、服装のポイントを紹介します。
男性が両家顔合わせで季節ごとのポイント
両家顔合わせが「夏」の場合と「冬」の場合のポイントを紹介します。
夏のポイント①:ジャケット
ジャケットは夏場、着たら暑いですし、持ち歩いてもかさばったりして不便ですよね。
しかし、ジャケットは基本的に持っていくことをおすすめします。
なぜならジャケットを着るのが当たり前と女性のご両親が考えていた場合に、持っていればその場で対応が出来るためです。
ジャケットを持って行って着なくてもいいと言われたら脱げば済みますが、逆はできないですよね。
ただし「ジャケットはいらない」と事前に連絡があった場合は、この限りではありません。
夏のポイント②:ネクタイ
最近ではクールビズが進み、ノーネクタイが一般的になってきています。
しかし、ノーネクタイに関する理解がない父親世代は、意外と多いものです。
事前に情報を確認しておくか、鞄に忍ばせておくことをおすすめします。
冬のポイント①:コート
次に冬のポイントで欠かせない「コート」です。
コートはスーツに合わせても違和感がない「トレンチコート」や「チェスターコート」が無難でしょう。
ダウンジャケットや、ダッフルコートはカジュアル寄りなため、両家顔合わせの場では控えておくことをおすすめします。
冬のポイント②:インナー
意外と大切なのがインナーです。
寒い時期はスーツの下にインナーを着るという方も多いのではないでしょうか。
しかし、両家顔合わせの部屋の暖房で暑い可能性も考えられます。
そのため、インナーもカジュアルな色を避け、ジャケットやシャツの色に合わせておくのが良いでしょう。
両家顔合わせはできるだけ無難な服装で臨もう
結婚式前の大事なイベントの1つ「両家顔合わせ」での服装は非常に重要です。
何度か文中にも出てきたと思いますが、大事なことは女性の両親の印象をいかに落とさないかです。
「私服がいい!」「カジュアルな服がいい!」といった指定がない限りは「無難」な服装を選ぶと良いでしょう。
適切な服装を選んで両家顔合わせをしっかり乗り越えていきましょう!