入念に式の準備を進めていても、突然の病気や災害など、残念ながら結婚式場をキャンセルしなければならない時もあります。
このような場合、結婚式場のキャンセル料は、いくら払うことになるのでしょうか?
今回は、結婚式場をキャンセルしなくてはならない場合のキャンセル料について、徹底解説します!
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そもそも結婚式場はキャンセルできる?
多額の費用がかかる結婚式・・・キャンセルができるのか不安な方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、結婚式場予約のキャンセルは結婚式当日までできます!
しかし、キャンセルの時期によっては、会場だけでなく、式に付随する衣装や引き出物のキャンセルもしなければなりません。
また、結婚式の日程変更をしたいという場合もあるかと思いますが、日程変更の対応は式場によって異なります。
無料で対応している場合もあれば、1度予約をキャンセルし、新規で予約しなければならない場合もあります。
結婚式場のキャンセル料がかかるのはこんなとき
結婚式場の予約には「仮予約」と「本予約」の2種類があります。(仮予約は実施していない式場もあります。)
仮予約とは、式場を決めかねている場合に、短期間だけ日程を確保しておけるものです。
本予約は、実際に結婚式の申し込みをした場合で、一般的には5〜10万程度の内金を払う場合が多いです。
この本予約が完了した時点から、基本的にはキャンセル料が発生することになります。
ただし、式場側の都合で結婚式ができない場合には、キャンセル料はかかりません。
例えば、なんらかの事故や災害で結婚式場が使用できない場合などです。
しかし、式場側に非がない場合には、原則キャンセル料が発生してしまいます。
例えば、
- 災害
- 急病
- 新婦の妊娠による緊急入院
- 身内の不幸
など。
やむを得ない事情であっても、式場に非がなく、新郎新婦側の都合によるキャンセルの場合には、キャンセル料が発生するのです。
キャンセル料がかかる理由
理由①式場の準備にはコストがかかる
結婚式の準備には、様々なコストがかかっています。
例えば、ペーパーアイテムや引出物などのアイテムを用意するコスト。
このような、当日のために準備された物に対する補償が必要になります。
衣装をレンタルする場合には、衣装もキャンセルすることになるので、当然こちらも別途キャンセル料がかかるので注意が必要です。
また、装花や演出の相談など準備期間中の打ち合わせには、人件費がかかっています。
これらを補償するために、キャンセル料がかかってしまうのです。
理由②日付を抑えているため賠償金がかかる
会場側は、2人の挙式用に日程を確保し、他に希望者がいても断らざるを得ません。
それなのに途中でキャンセルとなると、本来2人の式を実施し受け取るはずだった利益がなくなってしまうわけです。
つまり、キャンセル料はその日に行われるはずだった挙式に対する賠償と言えます。
キャンセルによる式場側のリスクを減らすために、キャンセル料が設定されているのです。
結婚式のキャンセル料の相場は?
キャンセル料の支払いに関しては、会場が用意している約款によって決められているため一概に説明することはできません。
ただ、一般的にはキャンセルを伝える時期によりキャンセル料が異なる場合が多いです。
一例ではありますが、以下のようになります。
キャンセル日 | キャンセル料 |
挙式の5ヶ月〜3ヶ月前 | 見積もりの20% |
挙式の3ヶ月〜1ヶ月前 | 見積もりの30〜40% |
挙式の1ヶ月から10日前 | 見積もりの40〜50% |
挙式の9日〜前日 | 見積もりの80% |
挙式当日 | 見積もりの100% |
挙式当日に近くなる程、それまでの準備費用がかかり、キャンセル後に別のカップルが申し込む可能性も減ってしま歌め、キャンセル料も高くなります。
また、キャンセル料に加えて、それまでに準備したものの実費を支払わなければいけない場合もあります。
キャンセルの規定は事前によく確認しておきましょう!
ブライダル保険も検討しよう!
結婚式は半年〜1年前には申し込む場合が多いため、結婚式の当日の健康状態なんてわかるわけもなく、それなりにリスクがあります。
しかし、突然の入院や怪我に対して補償をする生命保険があるように、万が一のトラブルやキャンセルに備えて加入できるブライダル保険というものがあるのです。
ブライダル保険の補償の種類や範囲は様々なので、どこまでの補償がほしいかを考えて選びましょう。
一般的には、当日のトラブルが補償の対象となっているサービスが多いです。
例えば、
- 衣装の汚れ
- 設備や備品の損傷
- ゲストの緊急搬送
など、当日に起こりうるトラブルが補償されると、安心して結婚式を行うことができますよね。
また、当日だけでなく、式場のキャンセル料を補償してくれる保険もあります。
その場合、
- 式までに起こった身内や本人の不幸
- 災害
- 本人や身内の入院
- 医師による当日の待機指示
なども網羅されている場合が多く、より安心です。
万が一の場合に備えてキャンセル料を確認しておこう!
結婚式は、新郎新婦にとっての一大イベントであることは言うまでもないですが、お互いの両親や親族にとっても大切なイベントです!
新郎新婦だけの都合ではどうにもならず、キャンセルをしなくてはならない場合もあるかもしれません。
事前にキャンセル規定を確認し、リスク管理をしておくと、万が一の場合でも余裕をもって対応できます。
結婚式が大切な思い出になるように、楽しく準備をするだけでなく、不安なことをなるべく減らしておく工夫もできるといいですね!