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結婚式の費用を新郎側が全額負担ってどう?揉めない対処法を解説!

結婚式の費用分担は、きちんと話し合って決めていても、何かと揉めがち。

折半や割合負担、どちらか一方の全額負担など、費用分担は様々です。

そんな中で気を付けたいのが『どちらかの負担割合が大きいケース』。

特に、どちらか一方が結婚式の費用を全額負担する場合は、トラブルに繋がる可能性もあります。

負担してもらうと申し訳なさが先立ち、自分の希望が言いづらくなってしまうこともあるのではないでしょうか。

この記事では、新郎側が全額負担するケースについて起こり得ることやトラブルの対処法を紹介します。

新郎側が結婚式の費用を全額負担する理由

結婚式費用は、新郎・新婦の二人が自分たちだけで全額負担するというわけではありません

多くの場合は、結婚式に実費用から、招待客から頂いたご祝儀分を差し引いた金額を新郎・新婦とで負担することになります。

また、新郎・新婦それぞれの両親や祖父母など、家族から援助を受けられる場合もあります。

それでは、新郎側が結婚式の費用を全額負担するのはどのような理由からでしょうか。

理由①新婦側に費用を出す余裕がない

まず、新婦個人が結婚式費用を負担する貯蓄がない場合です。

加えて、新婦が家族からの援助を受けることができなければ、新婦側は費用を出すことができません。

こういった場合は、結果的に新郎側が全額負担することになります。

理由②新郎側が結婚式の費用を全額負担する風習がある

地域によっては、新郎側が結婚式の費用を全額負担する風習が残っていることがあります

昔は、結婚というと「新婦が新郎の家に嫁ぐ」という考えが一般的でした。

そのため、お嫁さんをもらう側が費用を負担するのが当たり前という地域もありました。

こういった昔からの風習が現在も残っている地域では、新郎側が結婚式の費用を全額負担することがあります。

理由③新郎側の方が収入が多い・経済的余裕がある

最後に新郎側が新婦側よりも収入や貯金が多く、経済的な余裕があると、新郎側が結婚式費用を全額負担することになるのです。

新郎側が結婚式の費用を全額負担するとどうなるのか

カップルの様々な事情によって新郎側が結婚式の費用を全額負担する理由が分かりました。

新郎側の費用全額負担が円満に決まったとしても、その後トラブルになることもゼロではありません。

一体、どういったトラブルが起こる可能性があるのでしょうか。

新郎側が結婚式の費用を全額負担することで起こりうることを紹介します。

新郎側の両親から結婚式に口を出される可能性がある

費用を多く出している方が、結婚式に対する発言力がどうしても強くなります

そのため、新郎側の両親から結婚式についてあれこれと、口出しされる可能性があるのです。

金銭感覚や地域、家庭ごとの結婚観が近ければ良いですが、そうではない場合は大変!

理想とは180度異なる結婚式になるなんてことも…。

新郎の両親の意見は無視できませんが、自分たちの理想の結婚式も諦めたくない。

その折り合いをどうつけようかと悩みの種になります。

ひどい場合は、新郎の両親と新婦とで意見が合わずに険悪なムードにもなり兼ねません。

新婦側の希望を伝えづらくなる

新婦側は、結婚式の費用を負担しないのに、結婚式に対する希望はなかなか言いづらいですよね。

本当は着たいドレスがあるのにグレードを下げたり、新郎側の意見を黙って聞き入れたり…。

「費用を負担しないのに希望を言うのは申し訳ない」と我慢をしてしまう新婦もいます。

新郎側が希望を言いやすい雰囲気を作ってくれて、しっかり希望を聞いてくれる場合もありますが、伝えづらさは残りますよね。

後々新婦側の立場が弱くなる可能性がある

費用を負担しない新婦側は、有難さと共に申し訳なさを感じずにはいられません。

そういった気持ちからどことなく、新婦側の立場が弱くなる可能性があります。

双方が納得して決めた費用負担なのに、新郎側が「費用負担してあげたのだから」と、強く出てくることもあります。

また、結婚式は、両家共同での初めてのイベントと言っても良いでしょう。

この初めてのイベントで、新婦側の立場が弱い状態になってしまうと、その関係性はなかなか変えられず後々続いてしまいます。

結婚式の費用トラブルが起こった時の3つの対処法

事前に起こり得る結婚式の費用トラブルが分かっていたとしても、回避できないこともあります。

もし、結婚式の費用トラブルが起きてしまった場合、上手く対処して気持ちよく結婚式を迎えたいですよね。

では、実際に結婚式の費用トラブルが起こった時はどのように対処すればよいのでしょうか。

ここでは、結婚式の費用トラブルが起こった時の対処法を3つ紹介します。

対処法①不公平感が軽減するよう話し合いをする

何事も大切なのは、話し合いをしっかりしてお互いが納得することです。

話し合いをすることでトラブルを回避することもできますが、トラブルが起きた時こそ、話し合いが必要です。

結婚式に限らず、しっかりコミュニケーションが取れていると思っていても、半分も伝わっていない、ということもあり得ます。

特に、結婚式の準備で忙しいときはなおさらです。

費用トラブルが起こった時には、不公平感をどこに感じているのか、どうすればお互いが納得できるかなどをしっかり話し合いましょう。

対処法②オプションを外して費用を安くする

費用トラブルは、予算オーバーや予想以上に費用が掛かることで起こる場合が多いです。

そのため、費用を安くすることで解決できることもあります。

まずは、オプションを見直してみましょう

もちろん、せっかくの結婚式なのでこだわりたいですよね。

そのため、こだわりの中でも、二人にとって譲れないオプションに絞ってみるといいでしょう。

どうしても譲れないオプション以外を外すだけでも予算に近づけることができます。

また、自分たちで準備できるもの(席札や席次表)を手作りして費用を抑えても良いですね。

対処法③ブライダルローンを使う

二人の資金が足りず、家族からの援助もない場合は、ブライダルローンを使うのも一つの方法です。

手持ちがある方や、援助を受けられる方が多く出すことがなく、結婚資金を捻出することができるのです。

ローンを使えば、資金が足りないからとオプションを外して、理想の結婚式を諦めずに済みます。

また、これから一緒に暮らしていくので、生活費の負担などお互いで負担し合うことになります。

そのため、ブライダルローンを借りる場合は、金額や返済計画にもよりますが、相手にも伝えておいた方が後々揉めずにすむでしょう。

新郎側の全額負担以外の3つの分割方法

ここでは、新郎側が全額負担する以外の3つの分割方法をご紹介します。

よりよい分割方法があれば、ぜひ、検討してみてください。

分割方法①両家で半分ずつ

1つめは、両家で半分ずつ負担する方法です。

シンプルで分かりやすい分割方法ですが、すんなりと双方が納得できるとは限りません。

例えば、新郎側と新婦側とで招待客数が大きく違う場合や、どちらか一方のためのオプション代で費用が大きくかさむ場合は注意が必要です。

結婚式の内容に見合う費用負担になっていない方が、不満を持ちかねません

両家で半分ずつ負担する場合は、どちらかから不平不満が出ないように気を付けましょう。

分割方法②招待客数の割合に応じて

2つめは、招待客数の割合に応じて分割する方法です。

結婚式では、招待状や料理など招待客数によって金額が変わるものがあります。

また、テーブルを飾る装花代などもテーブル数によって変わります。

例えば、それぞれの招待客数が新郎側100人、新婦側50人だとします。

この場合、単純計算で招待客数によって変動する費用は、新郎側の方が倍になります。

これを分割方法①のように両家で半分ずつ負担すると、新婦側から不満の声が出ますよね。

そうならないために、招待客数の割合に応じて費用を分割する方法もおすすめです

分割方法③衣装代はそれぞれが全額負担&衣装以外は折半

3つめは、衣装代はそれぞれが全額負担、それ以外は折半という方法です。

衣装代は新郎と新婦とで大きく金額が異なります。

新郎のタキシードは、15万円前後でグローブなどの小物を含めても20万円以内に収まります。

一方、新婦のウエディングドレスは、デザインやブランドによって様々ですが、ドレスだけで30万円は超えます。

ドレス以外にもブーケやヘアメイク、さらにお色直しをすると新郎以上に費用が掛かっていきます。

和装の場合は、新郎は10万円前後、新婦は色打掛の場合、30万円は掛かり、新郎30万円に対して、新婦90万円と3倍も金額に差が出てきてしまうのです。。

3倍も違うのに衣装代を折半にすると不満が出ても仕方がありません。

そのため、衣装代だけはそれぞれが全額負担し、それ以外を折半すると円満に費用分割ができるのではないでしょうか。

結婚式の費用についてしっかり話し合おう

新郎側が全額負担するケースに限らず、結婚式の費用大切なことは、『しっかり話し合うこと』です

結婚式の費用について話し合うことは、『どのように負担するか』だけではありません。

結婚式に掛ける費用はいくらぐらいにするか、結婚式費用はどのくらい準備できるか、など事前にしっかり話し合いましょう。

そうすることで、自分たちが望む結婚式にするために、どこにどのくらい費用を掛けられるかが見えてきます。

また、結婚式の費用は、結婚する二人だけでは決められないこともあります。

両親や家族などと集まってしっか話し合うようにしましょう。

費用で揉めることがない素敵な結婚式になることを願っています。

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