音楽配信サービスにはAppleMusicやLINEMUSICなどがありますが、同じようなサービスの「Spotify」はご存知でしょうか?
Spotifyは基本無料で音楽を楽しめてしまうというのが大きな特徴です。
もちろん他のサービスにも、無料プランはありますが、ほとんどが「サビの30秒だけしか聴けない」といった制限があります。
それに対してSpotifyは何曲か聞くと間に短いCMのような広告の音声が入りますが、その分無料でたくさんの曲が聴けてしまいます。
今回はそんなSpotifyについて、基本的な使い方から他の音楽配信サービスとの違い、利用者の口コミまで解説していきます。
目次(クリックでジャンプ)
Spotifyとは?
「Spotify」とはインターネット経由で音楽を聞けるストリーミングサービスで、スウェーデンで誕生しました。
AppleMusicやGoogleMusicPlayなどに続いて2016年に日本でもサービスを開始しました。
本国スウェーデンでは5年以上も前から利用されていたサービスなのでかなり歴史は長いです!
そんなSpotifyはどのような機能や特長で利用者を増やしていきましたのでしょうか?
登録数5,000万曲以上もある音楽ストリーミングサービス
まず気になるSpotifyの登録曲数ですが、50000万曲以上を揃えています。
7000万曲以上も扱っている音楽配信サービスもあるので、少ないように感じてしまう人もいるかと思います。
ですが、自分の好みや聞きたい曲が決まっていない人や試しにどんなものか使ってみたいという人には十分すぎる曲数といえますね。
有料コースと無料コースがある
Spotifyですが他の音楽配信サービスとは違い有料コースだけでなく、無料コースがあります
有料コースはいくつかあり、一般プラン、ファミリープラン、学生プランの3種類があります。
ほとんどの人が利用するであろう一般プランは月額980円と平均的な価格設定ですね。
他の学生プランは480円、ファミリープラン(6人まで)は1480円が月々の利用料金となります。
月額利用料の支払いが必要な従来の音楽サービスとは違い、無料で利用できるのは嬉しいですね。
この点に関してはSpotifyがもつ大きな魅力といえるでしょう。
他のサービスと比べた時のSpotifyの特長は?
特長①世界中の利用者のプレイリストを共有できる
Spotifyの特長として、他の利用者とプレイリストを共有することができます。
プレイリストといえば自分でつくりあげるものをイメージしますよね。
しかし、Spotifyの場合は自動で「お気に入りやシェア・保存した音楽、スキップした曲などをもとに学習して作ってくれるんです!
こうして作られたプレイリストと、好みが似ている他のユーザーをおすすめしてくれるというわけなんですね。
自分では見つけられない好みの曲を共有できるようにしてくれるのは、今までの音楽配信サービスにはあまりない珍しい機能ですね。
特長②10種類以上のデバイスで利用可能
音楽はできれば自分のいつでも好きな時にと、場所を選ばずに聞きたいですよね。
再生機器はスマホやPCに限られてしまうことが多いのですが、Spotifyではなんと10種類以上のデバイスで音楽をを楽しむことができます。
スマホとPCという基本的な物から始まり
- タブレット
- TV
- スピーカー
- カーオーディオ
- スマートウォッチ
- スマートディスプレイ
- 音声アシスタント
- PS4
- Xbox
といったものからサービスを利用できます。
これだけデバイスの選択肢があると、自分のお気に入りの音楽を常に持ち歩くことも可能になりますね。
特長③カテゴリーが豊富
Spotifyの特長としては、音楽のカテゴリーが豊富であることが挙げられます。
- ポップ
- ヒップホップ
- ロック
などのお馴染みのものに加えて
- パンクメタル
- ゲーム
- トラベル
- ロマンス
などあまりカテゴリーとして扱われないものも用意されています。
気分で曲を探すこともできるので、具体的に曲名やアーティト名が決まっていなくても使えますね。
意外と「こんな感じの曲が聴きたいな」とふんわり考える時に、ストレスなく曲を探せるのは嬉しいです。
Spotifyの便利な3つの機能
Spotifyですが、実際にはどのようにして聞くことができるのでしょうか?
お目当ての曲の検索方法や、自分好みの曲を集める方法をご紹介します。
機能①「Search」で目当ての曲、アーティスト、アルバムを検索出来る
具体的なアーティスト・曲名を検索したい時は「Search」の項目から見つけることができます。アルバム名で探すこともできますよ。
Spotifyはスウェーデンにて開発された音楽配信サービスなだけに、洋楽が多めなラインナップのように感じられます。
気になる邦楽アーティストですが、650組以上は配信の確認ができています。
もし検索して気に入った楽曲があれば、「My Library」に登録しておきましょう。後から簡単に呼び出すことができますよ。
機能②「Browse」からジャンルや気分にあった曲を選べる
いつもの曲ではなく、今の気分にあった音楽を聴きたいと思ったときには「Browse」から探すことができます。
大まかに「ジャンル」「年代」「気分」と分けられていて、さらにそれぞれの項目で細かに分かれています。
例えば、「年代」を選択すると「70年代ハードロック」「70年代クラシックヒッツ」と分かれていて、年代×楽曲ジャンルという内容になっています。
大まかな分類から、好みや気分にあった楽曲が探せるようになっているのは嬉しいですね。
機能③「Radio」を使い込むことで自分好みの曲が集められる
「自分好みの楽曲を増やしたい!」という時におすすめなのが、「Radio」という機能です。
開いてみると「Browse」と変わりないような画面表示ですが、再生中の楽曲に対して「BAD」もしくは「GOOD」の評価ができるところが大きく違います。
この評価をSpotifyが記憶、学習することで次回以降のプレイリスト作成に自分の好みが反映されます。
未開拓の楽曲を増やしてくれるとは、賢い機能ですね!
Spotify有料サービスプランの3つのメリット
見出し3:メリット①音楽をオフラインで聴けるようになる
Spotifyは有料プランに加入することで、まずは音楽がオフラインで聴けるようになります。
ストリーミング配信で聞いていると、使用すればそれだけデータ通信量が加算されていきます。
楽曲をダウンロードしてオフライン再生ができるようになるので、データ通信制限を気にすることなく音楽を楽しめるようになります。
そして、飛行機やトンネルの中など電波がなくなる場所についても、音楽を楽しめますね!
メリット②視聴環境が格段によくなる
無料コースでは視聴中に広告が出てきたり、曲の送り・戻しが出来ない、曲のスキップ付加と制限されていることがあります。
有料コースでは、以上のような制限がなくなり曲のスキップも可能になります。
そして、曲と曲の間の広告表示がなくなるのでストレスを減らすことができます。
たった数十秒といえども広告表示されると、早く続きを!ともどかしくなりますよね。
個人的には有料コースを利用する上での最大のメリットのように感じられます。
メリット③シャッフル再生限定ではなくなり自分の好きな順番で曲を聴ける
無料コースですが、楽曲はシャッフル再生のみとなっています。
無料で楽しめるぶん、自分で曲の順番を指定できないというわけなんですね。
自分の好きな曲だけを聴きたいという人には、無料コースのシャッフル再生は煩わしく感じられるかもしれません。
それが有料コースに加入することで、自分の好きな順番で曲を聴けるようになります。
Spotify有料サービスプランの2つのデメリット
デメリット①月額利用料がかかる
Spotifyが無料でも楽しめるということで、有料で利用するのはちょっと・・・と思ってしまいますよね。
Spotifyをどれぐらいの頻度で使うのか、お金を払ってまで使いたい価値はあるのか?
などよく考える必要があります。
せっかくグレードアップしたのに、数回だけ使って満足するのは勿体ないですよね。
デメリット②どちらかというと邦楽が少なめ
本国が外国なだけに曲のラインナップは洋楽が多めです。
邦楽を中心に聴こうとしている人が有料コースにしても、視聴できる邦楽曲が増えるわけではないので要注意です。
自分の聴きたい曲がないけれど持っているCDから音楽を転送して追加する、ということはできないのでSpotifyで配信が開始されるのを待つしかありません。
事前に自分の聞きたい曲があるかをしっかりとチェックしておきましょう!
Spotify利用者からの評判は?
実際にSpotifyを使っている人達の間での評価はどうなっているのでしょうか?参考にいくつか見てみましょう。
スマホでApple Music、iPadでSpotify (アップデート前の無料版) 使ってるけど、使いやすさは圧倒的にSpotifyだと思う。Spotifyはいいなと思った曲にハート押しておけば即座にライブラリに保存されるけど、Apple Musicだと詳細を開いて「ライブラリに追加」しないといけないから少し面倒くさい pic.twitter.com/jOEZygmOQ8
— ʏᴜᴍ (@ucallmexx) January 23, 2021
AppleMusicにはない、手軽さがSpotifyにはあるようです。確かにワンアクションでライブラリに追加できるのは、曲への集中が途切れないの嬉しいですよね。
Spotifyユーザーなので他のサブスクはどうか知らないんやけど、歌詞のところのこのマイクのマークをチェックしたらオフボーカルになってカラオケみたいになるの知ってた?!Andend boom歌えるよ!!!!!! pic.twitter.com/KIuuFFk3nz
— 曽川沙也伽 (Andend boom) (@Dansa_ya) January 23, 2021
このように歌詞表示を利用することで、カラオケとしても使えるようですね!
新曲発売前に配信がされることもあるぐらいので、他の人より一足早くカラオケを楽しんで覚えるなんてことができちゃうんですね。
Spotifyいままでは2回連続で広告流れたこと無かったのに最近2回連続で流れることが多くなった。しかも大体2回目は「Spotifyは最も音楽を愛してる自信があります。」って感じの広告なんだけどさ、最も音楽愛してるなら広告とかそういうのいいからとっとと音楽聞かせろよ。
— シャケ (@Mofmof0141) January 23, 2021
無料コースの難点についてのコメントですね。やはり気になる人にとって、広告表示はやっかいなもの。それが連続で表示となるとイライラしてしまいますね。
ランニングのお供はポッドキャストかspotifyの音楽プレイリスト。前者は自分の知り得ない知識の受動的なコンテンツ、後者は自分の好みをより深く楽しむ能動的なコンテンツ。
— morijieee (@fareasttokyoROD) January 23, 2021
ポッドキャストとのわかりやすい違いですね。自分の好みのジャンルを徹底的に楽しめるのがわかります。楽曲の扱いの幅広さを求める人に向いているのではないでしょうか。
Spotifyで音楽を楽しもう!
Spotifyとは
- 基本無料で利用できるインターネット経由での音楽配信サービス。配信曲数は5000万曲以上
- 有料コースでは広告の非表示、指定の順番での楽曲再生、オフラインでの視聴が可能になる
- 10種類以上のデバイスで楽しめるため、場所を選ぶ必要がない
- 洋楽中心に配信されているため、邦楽を聴き込みたい人には物足りなく感じるかもしれない
様々な音楽配信サイトがありますが、Spotifyの最大の魅力は基本無料で利用できる点だと思います。無料で楽曲をフルサイズで楽しめるのは珍しいですよね。
気分やジャンルからも検索できるので、使い勝手はかなり高い印象です。
どの音楽配信サービスにしようか迷っている時の選択肢としていかがでしょうか。