「飛び込み営業辛すぎるよ・・・。」
「こんなことするために社会人になったんじゃねえよ。」
私もそんなふうに思いながら毎日飛び込み営業をしていました。
公園でボーっとして「俺の人生なんなんだろう。」とか
怒鳴られて「おれだって好きでやってねえよ」とか
・・・飛び込み営業って本当に必要なんでしょうか。グーグルで「飛び込み 辛い」で調べると大体、飛び込み営業のコツとかがでてきます。
でも私はそんな答えは求めてなかった。
飛び込み営業って、なんでこんな辛いんだよ!!
どうしたらこの辛さから解放されるんだ!!
この理由を知りたかった・・・
今回は「飛び込み営業が辛い理由」と「飛び込み営業が辛い時の対処法」についてまとめていきます。
この記事を書いてる人
- 新卒入社した会社で半年間毎日飛び込み営業を経験
- 飛び込み営業が辛すぎて転職
- 今はwebマーケティングの会社でやりがいのある仕事をできている
目次(クリックでジャンプ)
新卒時代の営業スタイル
私の新卒で入社した会社の営業スタイルはこのような感じでした。
新卒入社した会社の営業スタイル
- 対象顧客:大企業から中小企業すべて(新規開拓90%既存顧客10%)
- 営業手法:ほぼ飛び込み営業のみ
- 扱う商材:オフィス機器(コピー機、パソコンなど)
- 移動手段:自転車(会社からエリアまで30分)
上記のような状況で営業していました。
新卒で入社して数か月研修→エリアを任される→ノルマを課せられる
という流れで私の飛び込み営業生活は始まりました。
配属された当初はやる気満々でひたすら飛び込みまくっていました。だいたい一日に80件くらいは飛び込んでいたと思います。
そして営業の本を読み漁り、先輩社員にいろいろ聞き絶対に同期の中で1位になってやると意気込んでいました。
最初のうちは「飛び込みはまず物ではなく顔を売る」ということを意識して、とにかく訪問して情報提供を心がけていました。
そうやっていけば「押し売りなんてしないでも、お客様の方から欲しいものを言ってもらえる」とたくさんの本に書いてあり信じていました。
1か月ほど、このような方法で営業を続けていましたがもちろん結果はなにもでませんでした。
また、私は相手のことを気にしすぎるタイプなので
「何回もいったら迷惑かなー」
「グイグイ行ったら嫌がられるかなー」
と思いながら営業をしており、心苦しかったのを覚えています。
飛び込み営業で成果が出ず、数字に追われ始める
結果は出ていませんでしたがこの調子でやっていけばいつか結果が出ると思い焦ってはいませんでした。
しかしある日、先輩から
「お前このままだとやべーぞ!部長爆発寸前だぞ」
といわれました。
確かに数字は全く出せていませんでしたが「やることはやっているし努力しているのだからいいだろ」と思っていましたが営業の世界は数字がすべて。
部長のプレッシャーをひしひしと感じ始めこのままだとやばいと思いました。
そこで先輩に相談すると「とにかくお願いして買ってもらえ!ごり押しすればいけるだろ!!」
という自分のもっともやりたくなかったごり押しをやれというアドバイスをもらいました。
今考えると、意味のあるアドバイスや指導は全くありませんでした。
もちろん、自分で考えて動くのも重要ですが「部下を育てる」という意識の全くない会社だったなーと思います。
アドバイス通りに嫌々ながらごり押しをしてみると確かに困りながらも買ってくれるお客様がいました。
しかし買ってもらっても、何も嬉しくなく申し訳ないという思いが先行していました。
どんどん飛び込み営業が嫌になっていく
ごり押し戦法は最初は有効でした。しかし営業がまったく楽しくなくなってしまったのです。
最初はお客様のところを回るのが楽しかったのに
- ごり押ししたからきまずくていけない
- エリア内を行き尽くして門前払いされるとこしかない
- 人が嫌がることをしている自分が嫌になる
などの理由から飛び込み営業するのが嫌になり毎日マックに逃げ込む日々を過ごすことになりました。
この時の私は完全にただの給料泥棒。それにさらに嫌気がさしてどんどん落ち込んでいく。
そして数字が出なくて怒られる。というような悪循環に陥っていました。
飛び込み営業が辛いときの対処法
今考えてみると「もっとやれることがあったんじゃないかなー」と思いました。
しかし、あのときは思考停止しており、改善方法をまともに考えることができませんでした。
飛び込み営業が辛い理由は
- 人に嫌な思いをさせてしまう
- 数字がきつい
- 簡単に結果が出ない
という部分だと私は感じました。
そこで
- 数字を気にしすぎない
- 物を売るのではなく顔を売るの徹底
- 結果が出なくても信じて行動し続ける
というようなことを意識して活動していれば結果はまた違ったのかなと思います。
しかしもしこの方法でうまくいっても遅かれ早かれ営業は辞めていただろうなとも思います。
私の置かれていたような環境でも上手くいく人は一定数いるし会社としてもそのような人に残ってほしいというスタンスでした。
飛び込み営業以外の仕事はたくさんある
新卒で入社した会社で飛び込み営業をしていた時は
「仕事は辛いもの」
「会社はいくのが嫌で、怒鳴られて当たり前」
・・・そう思っていました。
しかしその後、2度転職した今だからこそ感じるのは
「世の中には仕事はたくさんあるし、誰にでも適した仕事は絶対にある」
そう強く感じました。
今では、飛び込み営業とは180°違うWebマーケティングの仕事をしていますが、毎日が楽しいです。
ユーザーのことを考え抜いて、サービスやコンテンツを作っていく仕事にとてもやりがいと成長を感じています。
飛び込み営業は辛い場面も多いですが、単純に自分に合ってなかったんだなーと思います!
仕事が辛いではなくて成長を感じない時が転職どき
2度の転職を経て、感じたのは、仕事が辛いから辞めるのではなく
「仕事で成長を感じられないから辞める」という考えの重要性。
飛び込み営業をしたおかげで得られたものもたくさんあります。
- 根性
- 人の気持ちを考える力
- 試行錯誤して努力する力
など無駄ではなかったと思っています。
しかし仕事を辞める3ヶ月ほど前からは、まともに仕事をしていなかったですし成長は全く感じられませんでした。
飛び込み営業が辛いけど成長が感じられている間は、もう少し頑張ってみてください。
まだまだ得られるものがあるかもしれません。
しかし、もう全く成長を感じられないと思ったら転職しましょう。
そう思った時にすぐに転職をするのは難しいので、事前に求人サイトや転職エージェントに登録して情報収集しておくことが大切です。
私は、転職エージェントに相談したことで、辛かった日々から今のやりがいがある日々を過ごせる環境に身を置けるようになりました。
世の中意外となんとかなります。
今の時代は仕事もたくさんあります。
無理に合わない環境で頑張るより
「楽しい・やりたいこと・一緒に頑張りたい仲間がいる」
というような環境でする仕事の方が100倍成長します。
今「飛び込み営業が辛すぎる」あなたが自分に合った仕事でやりがいと成長を実感できる日々を過ごせることを祈っています!