子どもが習い事をサボっていた!と知った時、あなたは親としてどのように対応していますか?
心配になって問い詰めてしまったり、怒っていたりはしていないでしょうか。
小さなころは素直だった子どもでも、成長につれ気持ちや行動に変化があり、親の言うことを聞かなくなるのは当然のことです。
だからといって、放っておくことはできませんよね。
では、親はどう立ち回れば良いのでしょうか。
この記事では、親が意識すること、子どもが習い事をサボってしまう原因、対処法を解説していきます。
目次(クリックでジャンプ)
子どもが習い事をサボったときにまず意識したいこと
子どもが習い事をサボってしまうとつい心配になり、子どもを問い詰めてしまったり、感情的に怒ってしまう事はないですか?
このような対応をしてしまうと、解決にはならないどころか、子どもとの関係に亀裂をもたらす事になりかねません。
では子どもが習い事をサボったときに親が意識する3つのポイントとは、どんなものなのでしょうか。
1つずつ解説していきます。
ポイント①感情的に怒らない
まずは、感情的に怒らない事です。
親も人間なので、感情的になってしまう事がありますよね。
ですが、親が感情的に怒ると子どもは萎縮し、本当のことを話さなくなってしまいます。
それどころか、親に対する反発が強くなってしまうというデメリットも考えられます。
ポイント➁落ち着いて本人から原因を聞く
どうしてサボってしまったのか、落ち着いて本人から原因を聞くことが大切です。
散歩やドライブに出かけたり、のんびりお茶をしたりと、リラックス出来る時間を作りましょう。
リラックスをすることで、本音を話してくれる子もいます。
ポイント③子どもを観察して原因を探す
子どもを観察してサボる原因を探すのも大切です。
思うことがあっても、それを言葉にするのが苦手な子もいれば、そもそも「話したくない」と固く口をつぐんでしまう子もいます。
友達関係や生活態度に変化はありませんか?
子どもの表情や行動を観察することで、サボった原因に気づけることもあります。
習い事をサボる6つの原因
では、一体どうして習い事をサボってしまうのでしょうか?
自分からやりたい!と始めた習い事であっても、何らかの原因でサボってしまうこともありますよね。
子どもからの視点で考えられる、6つの原因をまとめてみました。
原因①遊びたい
周囲の友達が遊んでいると「僕も遊びたい!」と羨ましくなり、習い事をサボりたい気持ちにもなりますよね。
今はゲームやYouTubeなど、誘惑が多い時代です。
大人でも誘惑に負けそうになる時があるので、子どもの遊びたい気持ちも理解できます。
原因②習い事への興味が薄れている
始めた当初は楽しかった習い事も、続けていくと飽きてきて興味が薄れていくことがあります。
普段から多くの刺激を受けている子ども達は、とても好奇心旺盛ですよね。
興味の対象が他に移ってしまい、習い事に飽きてしまってサボってしまうのかもしれません。
原因③習い事の難易度が高い
子どもの能力に見合った教室選びが出来ていますか?
習い事のレベルが合っていないと、他の子どもたちに付いていけなくなります。
「どうして付いていけないんだろう。」と自尊心を失い、サボってしまう原因になってしまうこともあります。
原因④習い事の環境が合わない
習い事の環境は、子どもに合っているでしょうか?
先生や友達と合わない、教室のやり方が合わないと習い事に行っても辛いだけです。
環境が合わないと子どものやる気を下げ、習い事をサボる一因となってしまいます。
原因⑤習い事などの予定が多く自由がない
習い事で忙しく、自由がないと疲れてしまいますよね。
今は、月曜から金曜まで習い事の予定がある子どもや、1日に何個も予定が入っている子どもが少なくありません。
疲れてしまうと、習い事自体に嫌なイメージが付いてしまうので、サボりたくなる原因となります。
原因⑥成長に伴う反抗期
親や先生への反発から、習い事をサボることがあります。
子どもとしては「一人の立派な人間」として見てほしいのです。
親としても辛い時期ですよね。
習い事をサボる原因に合わせて親ができる対処法
「原因は分かったけど、どう対処すればいいの?」
「子どもの為に出来ることは?」
このように悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、先ほど紹介した習い事をサボる原因に合わせた対処法を6つ解説していきます!
対処法①子どもが「遊びたくてサボった」場合
親が子どもの遊べる時間を作ってあげることも大切です。
習い事のない曜日や習い事の前後の時間など、少しでも遊びに参加できる時間を提案してあげましょう。
習い事と遊びのバランスを整えてあげると、子どもも習い事をサボらないようになるかもしれません。
対処法➁子どもの「習い事への興味が薄れている」場合
好奇心旺盛な子どもが一時的に習い事への興味が薄れてしまうことは、良くあることです。
親も習い事に参加し、子どもの頑張りや出来ているところを認めてあげましょう。
また、簡単な目標を立ててあげるのも効果的です。
達成感を味わうとやる気が上昇し、再び習い事への意欲が湧いてきます。
対処法③子どもに対して「習い事の難易度が高い」場合
難易度が高く、やる気をなくしてしまっていたり、周りに付いていけないのであれば、習い事の先生に相談しましょう。
相談することで、子どもに合った指導法を考えてくれたり、気にかけてくれるようになります。
先生と親が連携することで、やる気が戻る可能性も高くなります。
対処法④子どもに対して「習い事の環境が合わない」場合
先生や友達と合わなかったり、教室のやり方が合わないのであれば、辞めることも視野にいれましょう。
環境の合わない場所にいると、子どもの心身に支障をきたす恐れがあります。
習い事自体が好きなのであれば他の教室を子どもと見学し、環境の合う場所を探しましょう。
対処法⑤子どもが「習い事などの予定が多く自由がない」場合
習い事の数が負担になっていないか、子どもとじっくり話し合い調整しましょう。
本人がやりたい!と始めた習い事であっても、忙しくて自由がないと、疲れてストレスを溜めてしまいます。
身につける為にしている習い事も、サボってしまっては本末転倒ですよね。
対処法⑥子どもが「成長に伴う反抗期」に差し掛かっている場合
反抗期の子どもに対しては特に、親の気持ちを伝えるよりも聞き役に徹し、寄り添う事が大切です。
子どもの機嫌がいい時に一緒にお茶をして、習い事の話を聞いてみましょう。
寄り添うことで、本音を話してくれることもあります。
そして、本人の意思や決めたことは尊重してあげましょう。
一旦親子で立ち止まって考えてみるのもおすすめ
この機会に親子で一旦立ち止まり、どうして習い事をサボるといった問題が起きたのかを考えてみましょう。
立ち止まることで、子どもの「今」の気持ちが見えてきます。
子どもと向き合う、いい機会になるのではないでしょうか。
お互いの気持ち①どうしてその習い事をはじめたの?
親子で習い事を始めたきっかけを思い出してみてください。
子ども自身が挑戦したいことだったのでしょうか?
それとも友達がいて誘われたからはじめたのか、はたまた親が習わせたくてはじめたことなのか。
初心に戻ることで、子どもの気持ちに気づくことができるでしょう。
お互いの気持ち➁期待する効果は既に得られたの?
習い事をはじめた時に期待していた効果は、得られましたか?
習う前と今を比べて、子どもがどう成長したかを親子で話しあってみましょう。
新たな課題がみつかり、もう一度頑張りたい気持ちが子どもに沸くかもしれません。
もしくは、新しいことに挑戦してみたいと、新たな発見があるかもしれません。
お互いの気持ち③「今」の子どもはどんなことに興味がある?
じっと子どもの話に耳を傾けることで、「今」好きなこと、興味のあることに気付くことができます。
新しいことに興味をもっているのであれば、親として応援してあげましょう。
新たな挑戦をすることは子どもにとっても良い経験となり、それらを応援することで親子の信頼関係も深くなっていきます。
お互いの気持ち④続ける・やめる・変える・休むという選択肢について相談する
様々な原因をふまえて、これからのことを相談しましょう。
子どもとの話から、続けていくべきか、やめるべきなのか見えてくるはずです。
教室を変えるのも、一つの手段ですよ。
悩むようであれば一旦休み、子ども自身を見つめなおす時間にしてもいいのではないでしょうか。
習い事をサボるときは「怒らず時間をかけて」子どもの本音を探ってみよう
習い事をサボると、親が心配になるのは当然のことです。
心配ではありますが、焦って怒ったり問い詰めると子どもは心を閉ざしてしまいます。
習い事をサボった時、大切なことは「感情的にならないこと」です。
親は一旦お茶でもしながら落ち着いて、冷静になりましょう!
子どもをよく観察し話を聞いてあげることで、解決につながる糸口が見えてきます。
習い事をサボるに至った原因は必ずあるので、怒らずに時間をかけて子どもの本音を探り、今後に活かしていきましょう!